2015年5月8日、テスラはモデルSシリーズにAWDモデルの「70D」を追加し、発売を開始した。70Dは容量70kWhのリチウムイオン・バッテリーを搭載したモデルで、これまでの85、85D、P85Dに比べバッテリー容量は17%ほど小さい。
そのため価格は、951万円となっている。エコカー補助金、自治体の補助などを加え最大約148万円のため、実質価格は803万円程度となる。
モデルS 70Dは、前後のアクスルにモーターを配置したデュアルモーターによるAWDシステムを採用。AWDならではの走りに加え、スーパーチャージング、高度運転支援システムが標準装備されている。さらに他のモデルSと同様、最新のソフトウェア6.2が搭載された状態で出荷され、納車された後も、無料のワイヤレス ソフトウェアアップデートが行なわれることになっている。
70Dの航続距離は70kWhのバッテリー容量で442㎞(新欧州ドライビングモード）、前後のモーター合計出力は245kW。0-100㎞/h加速は5.4秒、最高速225㎞/hで、FRモデルの85に勝るとも劣らない動力性能を発生する。なお70Dのデリバリーは2015年8月下旬から開始される。
