ブランド初のEV レンジローバー スポーツ、550psで走りを深化

ジャガー・ランドローバー本社は2026年9月30日、ダイナミックな走り、俊敏なレスポンスを両立させたブランド初のフル電動パワートレインを搭載した「レンジローバー スポーツ エレクトリック(RANGE ROVER SPORT ELECTRIC)」を発表した。

レンジローバー スポーツ エレクトリックは、フレキシブルな車体骨格アーキテクチャー「MLA-Flex」を採用し、前後アクスルに配置された2基の260kWモーターと高強度アルミニウム製筐体に格納された総容量118.5kWhのリチウムイオン・バッテリーを搭載するSUVだ。

EVにとって重要なバッテリー熱管理システムは「ThermAssist(サームアシスト)」を採用し、WLTPモードで最大378マイル(約608km)、実走行値で最大333マイル(約536km)の航続距離を実現している。

DC急速充電器(150kW以上など)を利用した場合、10%から80%までの充電を約22分で完了し、10分間の急速充電で最大136マイル(約220km)分の航続距離を確保することができる。また、グループの新しいバッテリー試験研究所では、実際のバッテリーに対し、-40度から+90度という過酷な環境下で多軸振動および衝撃テストを実施し、高い耐久信頼性を確認している。

システム全体で最高出力405kW(550ps)、最大トルク850Nmを発揮し、ダイナミックローンチモード作動時の加速性能は、V型8気筒のガソリンエンジン搭載モデル「P540」の0-100km/h加速4.3秒とほぼ同等の4.45秒。また、トルクの立ち上がり速度は、「レンジローバー エレクトリック」と比較しても50%の高速化を実現している。

シャシーは、既存のPHEVモデルと比較して、ボディ剛性を61%向上させたほか、重心位置は73mmも低められている。駆動系にはプロペラシャフトなしのAWDと専用のインテリジェントトラクションマネージメントを採用。

サスペンションは「ツインバルブダンパー」と「アダプティブダイナミクス2」を導入したダイナミックエアサスペンションを採用している。

そして550psモデルに標準搭載(450psモデルはオプション)となる「電子制御アクティブロールコントロール(eARC)」は、前後アクスルに最大1400Nmの反力を加えて車体のロールを抑える。また、ヘアピンカーブなどでの旋回性を向上させる「オールホイールステアリング(4輪操舵)」も採用。これらのデバイスは1秒間に100種類のパラメーターを500回演算して車体の動きをモニタリングすることで、コーナリングやブレーキング時におけるボディ運動の緻密な制御を実現している。

レンジローバー スポーツ エレクトリックの生産は、従来のパワートレイン(ガソリン、ディーゼル、PHEV)と同様に、英国ソリハル工場で行なわれる。

またこのモデルは、ほぼ無制限のカラーやトリム類を選択できるパーソナライズサービス「レンジローバービスポーク」にも対応している。

レンジローバー・スポーツ 関連記事
ランドローバー 関連記事
ランドローバー 公式サイト

ページのトップに戻る