ホンダモビリティソリューションズは2021年4月26日、栃木県・宇都宮市と共同で、地域内交通の利便性・効率向上を目指し、予約・配車システムを用いたオンデマンドモビリティサービスの実証実験を2021年5月宇都宮市・河内地区と清原地区で開始すると発表しました。
今回開発したシステムでは、車両運行事業者はインターナビのデータを活用し、最適な運行ルートを選択することができ、車両運行の効率が向上することによって、必要最低数の車両・運転手で運行できるようになります。
また、ユーザーはWEBアプリから、バスや電車など他の公共交通へ乗り継ぐ時間を指定して配車を依頼できるなど、利便性を高められます。
宇都宮市は、高齢化に伴い、自家用車での移動に困難を抱える人が増えており、地域内交通の需要が高まっている状態です。その中で、電車やバスなどの公共交通機関とのスムーズな乗り継ぎへのニーズや、運転手の人手不足などの課題があり、より効率的な運行が求められている状況です。
ホンダモビリティソリューションズはこれらの課題を解決し、利用者がより快適に移動できる環境を構築するため、ホンダのインターナビのデータを活用して、乗り合い型のオンデマンドモビリティサービスの予約・配車システムを開発。その有効性を検証するため、実証実験を行ないます。
なおこの実証実験は、宇都宮市のUスマート推進協議会のスマート・モビリティサービスの地域内交通運行・予約システム導入プロジェクトの一環として実施されます。
