グループPSAジャパンは2020年11月25日、SUVのスタイル、多目的な使い勝手、スライドドアを備えたプジョーの新コンセプトMPV（マルチ パーパス ビークル）「リフター」のカタログモデルの発売を開始しました。
日本に新たに登場する「リフター」は、2019年10月に先行モデルとして設定された特別仕様車「デビューエディション」をオンライン限定で発売していました。
今回、カタログモデルとして正式な発売が開始されます。MPVのプジョー リフターは、シトロエン ベルランゴと姉妹モデルですが、デザイン、性格付け、チューニングなどで明確に差別化され、プジョー ブランドにふさわしい仕上げとなっています。
グレードは、エントリーグレードの「アリュール」、特別仕様の「GTライン ファーストリミテッド」の2グレード展開です。
リフターはプジョーらしいフロントマスクを備え、4輪に装備される逞しいオーバーフェンダー処理、サイドプロテクターなども装備した筋肉質なSUV的デザインとなっています。
そして最低地上高は180mm（ベルランゴは160mm）とされ、SUVと同等レベルのオフロードでの余裕を備えています。そして上級グレードはアドバンスドグリップコントロールを装備することで悪路でも高い走破性を発揮することができます。
そのため、リフターは場所を選らばず自由に移動でき、広大なラゲッジスペース、スライドドアなど明らかに他のクルマとは違う革新的なスタイリングと、圧倒的な使い勝手を備えた、SUVとミニバンのクロスオーバー モデルという独自の存在となっています。
リフターは、SUV3008、SUV5008に採用されている軽量、高剛性のグループPSAの中核プラットフォームEMP2をに採用し、リヤのトーションビーム取付け部より後ろのフロアとトーションビームは前モデルを改良したバージョン専用設計になっており、プジョーらしいドライビングプレジャーを実現します。
搭載されるエンジンは1.5Lクリーンディーゼルエンジンの「DV5」で、130ps/300Nmを発生。自然吸気3.0Lガソリンエンジンなみの力強いトルクを1750rpmという低回転から発揮します。
また電子制御8速オートマチックトランスミッションEAT8を採用し、悪路から一般道、高速道路まで効率的な走りが可能です。燃費はWLTCモードは18.2km/Lと低燃費です。
アドバンスドグリップコントロール（GTライン ファーストリミテッドに標準装備）はESC、駆動力、4輪独立制御のブレーキを組み合わせ、タイヤのグリップの最大化とトラクションの最適化を行なうことができます。走行モードは、ノーマル、スノー、マッド、サンド、オフの5種類が選択できます。
インテリアは、プジョーの「i-Cockpit」、小径ステアリングホイールを採用。またスマートフォン連携、インフォテイメント用に8インチのタッチディスプレイを備えています。
リフターの真骨頂であるユーティリティは、このクルマのアピールポイントです。リヤドアは両サイドともスライド式を採用。リヤシートは3座独立の3分割可倒式で、奥行き方向では、5人乗り状態で1m、2人乗り状態で1.88m、助手席を倒せば最長2.7mの長尺物に対応。
容量は、5名乗車時のトノカバー下で597L、2列目シートを倒した最大積載状態では2126Lとなり、この積載容積は他モデルを圧倒しています。
大型リヤゲートは、ゲートを開けることなくガラス部分のみを個別で開閉することが可能なリヤオープニングガラスハッチとなっています。テールゲートを開けずにガラスハッチから簡単にアクセスでき、狭いエリアでの使い勝手を高めています。
さらにルーフの大半がガラスの人気装備、パノラミックルーフと収納スペースを融合させマルチパノラミックルーフ（GTライン ファーストリミテッドに標準装備）を採用。
そして、フロントルーフに収納トレイを設け、さらに中央部にはバッグinルーフとして最大14Lまでのかばんを収納可能。マルチパノラミックルーフは電動サンシェード付きです。さらにルーフアーチ中央部には調整可能なムードライトを装備し、リヤシート頭上後方には容量約60Lのリヤシーリングボックスを配置。後席およびリアゲート側の両方からアクセス可能となっているなど独自の収納スペースを装備しています。
先進運転支援システムは、全グレードに標準装備。アクティブクルーズコントロール（ストップ機能付き）、アクティブセーフティブレーキ、レーンキープアシスト、ブラインドスポットモニターシステム、インテリジェントハイビーム、トラフィックサインインフォメーション、フロント、バックソナー/ワイドバックアイカメラなどの機能を持っています。
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