【CES2024】ブリヂストン タイヤのスマート化など幅広いソリューションでモビリティ社会を支える取り組みを紹介

ブリヂストンは2023年12月21日、アメリカ・ラスベガスで2024年1月9日〜12日に開催される世界最大規模のテクノロジーの国際見本市「CES 2024」に出展すると発表した。

今回のCESでは、フリート事業者(複数台の車両を使う事業者)の課題に合わせ、ブリヂストンの強みを組み合わせた幅広いソリューションを通して、モビリティ業界の持続可能性や効率性、安全性、生産性を含め、サステナブルなモビリティ社会を支える取り組みを中心に紹介する。

ブリヂストンのブースは、”新たなプレミアム”を創造するプレミアム事業、ソリューション事業へフォーカスする活動、サステナブルなグローバルモータースポーツ活動について、映像や双方向で楽しめる構成としている。

・北米のモビリティテック事業の展開
ブリヂストンは、デジタルデータを活用し、「プレミアムタイヤ」、「リトレッド」、「サービスネットワーク」、「フリートマネジメントソリューション」をフリート事業者のニーズや事業課題の解決に最適な方法で組み合わせたソリューションを提供する「フリートケア」の取り組みを拡充している。

車両やタイヤデータに基づき、車両とタイヤの状況をリアルタイムで把握し、必要なソリューションを適時、適所で提供するシステムだ。持続可能性や効率性、安全性、生産性に関して、高い顧客価値を提供できるものとして、ソリューション基盤の強い北米からこの取り組みを展開していることをブースで紹介する。

・新たなプレミアム – 商品設計基盤技術「ENLITEN」
「ENLITEN」は、従来のタイヤ性能を向上させた上で、タイヤに求められる多様な性能をユーザーニーズに合わせてカスタマイズする商品設計基盤技術だ。ユーザーに寄り添い、タイヤへのニーズやウォンツを叶えるだけでなく、ユーザーをインスパイアさせる性能を強調し、新たな価値を「究極のカスタマイズ」で実現する技術を紹介する。

・リトレッド事業
ブリヂストン傘下のバンダグ社は60年以上にわたり、北米でサステナビリティへの貢献が高いリトレッド事業に取り組み、推定3億本のタイヤの再生利用を実現している。このリトレッドをフリートケアに組み入れ、リトレッド回数や効率の更なる向上を実現し、フリート事業者のサステナビリティ目標達成に貢献し、サステナブルなモビリティ社会の実現をアピールする。

・サービスソリューション
米国市場で最大のフリート向けタイヤディーラーネットワークであるThe Bridgestone Commercial Dealer Networkをフリートケアと連動させることで、ユーザーに合わせて効率的で最適なメンテナンスやスケジュール管理、さらにモバイル環境でオンサイトサービスを提供し、顧客価値の最大化に貢献していることを紹介。

・タイヤソリューション
タイヤをリアルタイムで遠隔モニタリングすることで、走行中のタイヤ状態を検知し、タイヤ起因の突然の運行トラブルの未然防止を図るとともに、安全かつスケジュール通りの車両運行に貢献するシステムを紹介する。タイヤを”スマート化”することで、コスト削減などの経済的価値や、フリート運航の生産性向上に寄与するシステムだ。

・フリートマネジメントソリューション
GPSトラッキングやビデオテレマティクス、運転手の行動管理、事故削減ソリューション、ルート最適化等の機能により、車両の運行管理や運転手の安心・安全と効率的な運行をサポートするシステムを紹介。

これら以外に、グローバルモータースポーツ活動の事例としてブリヂストンワールドソーラーチャレンジの活動を紹介する。その他では、アメリカのパートナーと社会価値、顧客価値を高める活動をステージでパネルディスカッションとして実施する。

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