富士重工業は2016年12月14日、アイサイトを装着した2017年型レガシィ、アウトバック、フォレスターが、基準の強化された米国IIHSの2017年安全評価で最高評価の「トップセイフティピック(TSP)+」を受賞したと発表した。
IIHS(Insurance Institute for Highway Safety:道路安全保険協会)は自動車の安全性評価を行なっている米国保険業界の非営利団体。そのIIHSの2017年安全評価で、北米地区で現在販売しているスバルの2017年型レガシィ、アウトバック、フォレスター(いずれもアイサイト装着車)が、最高評価の「TSP+」を獲得した。
「TSP」を受賞するには前・側・後面・スモールオーバーラップ衝突、ロールオーバー(車両転覆)耐衝撃性能試験すべてにおいて、最良の乗客保護性能を持ち合わせた車として最高の「Good」を獲得するとともに、前面衝突予防評価において「Superior」または「Advanced」を獲得することが要求される。さらに「TSP+」を受賞するには、2016年から新たに導入されたヘッドライト性能評価においても、「Good」、「Acceptable」のいずれかの獲得が必要になる。
スバルの3車種は、要求される全ての耐衝撃性能試験において最高評価「Good」を、前面衝突予防性能試験においても最高評価「Superior」を獲得。新規導入のヘッドライト性能試験においてもレガシィが「Good」を、アウトバックとフォレスターが「Acceptable」を獲得した。
スバルのアイサイトは、世界で初めてステレオカメラのみで、自動車、歩行者、二輪車までも対象としたプリクラッシュセイフティ機能や全車速追従クルーズコントロール機能を実現したシステム。2008年5月の日本での発売以来、グローバル市場での展開も順次拡大し好評を得ている。
そのアイサイトの予防安全性能の高さと、衝撃吸収性能の高いボディとの組み合わせ、そしてヘッドライト性能の優秀さについても、今回、スバルの3車は高く評価されたというわけだ。
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