日産自動車は2026年8月27日、スポーツカー「フェアレディZ」「フェアレディZ NISMO」をマイナーチェンジして発売した。

今回のマイナーチェンジでは、商品コンセプト「Dance Partner」を継承しながら、ドライバーの意図に正確に応える操縦性やクルマとの一体感をさらに高め、走りの楽しさに磨きをかけるなど性能の向上を図っている。
エクステリアは歴代モデルへのオマージュとしてフロントの「Zエンブレム」を復活させるとともに、フロントバンパーの形状を変更。ロングノーズ/ショートデッキ感を強めると同時に、低くワイドなスタンスとしている。

ホイールは、3代目(Z31型)のエアロディッシュ・ホイールデザインをオマージュし、幾何学パターンの切削加工をリム周辺に施し、軽量化と高剛性を追求したアルミ鍛造ホイールを採用。そしてダクト、ソナーなどの配置を見直すことで、フロントリフトと空気抵抗の低減を両立。

さらに新色のボディカラーを採用し、2トーン5種類、モノトーン5種類の計10種類をラインアップ。インテリアは、S30型をオマージュした、上質な大人の空間を演出するタンの内装色を新たにグレード別で設定した。

12.3インチのフルカラー液晶メーターに、歴代モデル(S30型~RZ34型)のシルエットが次々と登場する新たなオープニングムービーを追加。「フェアレディZ」の伝統と歴史を継承し続けている証として、Zファンに向けて、高揚感を高める演出としている。

サスペンションは、路面の変化に機敏に反応する大径モノチューブ・ダンパーを採用した。これにより、路面からの入力に対する車両姿勢の変化を効果的に抑制し、高速走行時でもしなやかで安定した乗り心地を実現。

「フェアレディZ」「フェアレディZ NISMO」の共通新装備では、最新のQi2規格に対応したワイヤレス充電器を採用。内蔵マグネットにより、走行時の振動でもずれることなく、充電が可能。また、冷却ファンを備えることで、充電時の発熱を抑え、安定した充電性能を維持することができる。
このほか、燃料タンク内のチャンバー追加により、高い横Gが発生するコーナリング時においても、燃料供給をより安定させたことに加えて、対自転車の制動要件に適合した衝突被害軽減ブレーキの搭載などを行なっている。
フェアレディZ NISMO
フェアレディZ NISMOは、要望の多かった6速MTをラインアップに追加した。さらに、パワートレイン、シャシー、ブレーキ性能をさらに向上させている。

6速MTは、車両との一体感に加えてクイックな操作によるダイレクトなドライビングを感じられるショートストロークのシフトを採用。手首で操るような素早いシフトレスポンスを体感できる。

また、6MT専用にスロットル、および点火タイミングのエンジン制御を最適化し、アクセルペダルを踏んだ瞬間からリニアなレスポンスを実現するとともに、高回転域まで伸びやかな加速フィールを追求している。
ドライブモードは、扱いやすさと走りのバランスが取れた「STANDARD」、走りのポテンシャルを最大化する「SPORT」の2つのドライブモードを設定。アクセル操作に応じた加速感を音でも感じられるように専用の加速サウンドチューニングも行なっている。
STANDARD」は街中やロングドライブに適するよう加速時のエンジン音量を抑え、エンジン回転数が中回転以降に伸びやかな加速を感じられるようにチューニング。
「SPORT」はより高回転域におけるリニアなアクセルレスポンスとエンジン音を実現することで、高揚感を生み出している。さらに、VDC(ビークルダイナミクスコントロール)モードはNISMO専用に「TRACTION」モードを設定し、アクセル、ステアリング操作に対する応答性を高める専用チューニングを実施。

ブレーキは、キャリパーに新色のブライトレッドを採用するとともに、フロントブレーキに「GT-R」で採用されていた2ピースドリルドローターを採用。これにより、優れた放熱性によるブレーキ性能の向上に加え、バネ下重量の軽量化を実現している。また、軽量化にあわせた専用サスペンションセッティングを行ない、路面追従性と回頭性を向上させている。
ステアリングには低フリクションのラックギヤを採用し、よりスムースな操舵感と、思い通りのラインを描けるコーナリング性能を実現。


ボディカラーには、これまで同様、NISMO専用色となる、NISMOステルスグレー/スーパーブラックの2トーンをはじめとする5種類を用意し、インテリアには本革アルカンターラのコンビシートを採用している。
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