2015年4月13日、ミツビシは4月20日から29日まで、世界最大の展示場として新設された中国・上海の国家会展中心（National Exhibition and Convention Center）で開催される第16回上海国際自動車工業展覧会（上海国際モーターショー）に、三菱汽車銷售（中国）有限公司、広汽三菱汽車有限公司、東南（福建）汽車工業有限公司と共に出展すると発表した。
出展車は、SUVの機能性と安心感を象徴するデザインを取り入れた、ミツビシのクルマづくりの方向性を示し、アジア初公開となる2台のPHEVコンセプトカー、「MITSUBISHI Concept XR-PHEV ?II」と「アウトランダーPHEV Concept-S」を参考出品する。
ジュネーブショーで世界初公開されたConcept XR-PHEV IIは、新たなプラグインハイブリッドEVシステムを搭載する小型SUVのコンセプトカー。小型・軽量・高効率なFFタイプのPHEVシステムを採用し、環境性能と走行性能を高次元で両立させた都市型クロスオーバーだ。
PHEVシステムは、MIVECエンジン、新開発のモーターとジェネレーター、そして新型パワードライブユニットをフロントに搭載したFFタイプで、大容量のバッテリーをフロア下に配置。新型パワードライブユニットは、インバーターと可変電圧システムで構成し、小型・高効率なシステムでありながら高出力・高トルクを実現。走行時のCO2排出量を40g/km以下に抑え、プラグインハイブリッドでクラストップレベルの環境性能としているという。
このPHEVシステムは、モーター走行を基本に、エンジンが発電と駆動の両方を担い、走行状況やバッテリー残量に応じて、EV走行、シリーズ走行、パラレル走行のうち最適な走行モードを自動選択する。
アウトランダーPHEV Concept-Sは世界初の4WD・ SUVプラグインハイブリッド車のアウトランダーPHEVをベースとしたコンセプトモデルで、アウトランダーPHEVのスペシャルパッケージとして提案するコンセプトモデルとなる。デザインテーマは「Sporty（スポーティ）＆ Sophisticated（洗練）」。
また、これらのコンセプトカーに加えて中国市場で生産・発売するパジェロやアウトランダー、ランサーなどを含む合計15台を出品する。
