【WEC2017】富士6時間レースでTS050ハイブリッドは表彰台を目指す

2012年にWECのカレンダーに組み込まれた富士6時間耐久レース。これまで5回の開催でトヨタは4勝を挙げている。今年のWECはポルシェが強さを見せつけているが、前戦のサーキット・オブ・ジ・アメリカンズではレース最終盤までTS050ハイブリッドはトップ争いを繰り広げた。

富士スピードウェイを走行するTS050ハイブリッド

2017年10月13日に開幕する「2017 FIA 世界耐久選手権第7戦 富士6時間耐久レース」は、今季限りでWECのLMP1カテゴリーからの撤退を発表しているポルシェとトヨタが日本で戦う最後の機会となる。トヨタの母国での優勝は成るか。

富士スピードウェイを走行するTS050ハイブリッド

積載車に乗せられているTS050ハイブリッド
富士スピードウェイに搬入されるTS050ハイブリッド

TOYOTA GAZOO Racing 代表村田久武 氏
「トヨタにとってホームレースともいえる富士スピードウェイでレースを迎えることに心が高揚しています。ル・マン24時間以後では、富士6時間がもっとも重要なレースです。我々は、ここでこれまでに素晴らしい実績を残してきましたし、再び輝かしい成果を挙げるために最大限の努力を尽くします。トヨタ東富士研究所に勤務していたチームスタッフも多く、仲間や、熱い応援を下さるファンの皆様にお会いできることを楽しみにしています。勝利に向かってチーム一丸となり、今週末のレースに臨むつもりです」

小林可夢偉 選手(TS050 HYBRID #7号車)
「この素晴らしいTS050 HYBRIDと共に日本のファンの皆様の前でレースが戦えるのを本当に楽しみにしています。もちろん、私自身はスーパーフォーミュラでも戦っていますが、世界選手権という舞台は特別です。これまでの3レースに比べれば力強いレースができると予想していますし、地元のファンの皆様と共に勝利を目指して戦います」

マイク・コンウェイ選手 (TS050 HYBRID #7号車)
「我々は昨年の富士では勝利しましたし、トヨタはいつも良いレースができているので、再び高い競争力で戦えるものと期待しています。日本を訪れるのはいつも楽しみで、我々のチームにとってはホームレースということで更に特別です。富士スピードウェイはメカニカルグリップとパワーが要求されるサーキットで、基本的に我々のTS050HYBRIDに向いているので良いレースができると思っていますし、もちろん勝利を狙います」

ホセ・マリア・ロペス 選手(TS050 HYBRID #7号車)
「富士スピードウェイは他のWEC開催サーキット同様、私にとって初めて走るサーキットなので、まずはレイアウトを学ぶ必要があります。トヨタのホームレースということで、多くのファンの皆様が来てくださると聞いていますし、お会いするのが本当に楽しみです。満足の行くレースが出来ることを望んでいます。マイク、可夢偉、そしてチーム全員が素晴らしい仕事をしてくれていますし、上位争いが出来るはずです」

中嶋一貴 選手(TS050 HYBRID #8号車)
「自分の母国でレースを戦えるというのは素晴らしい事ですし、今週末のレースをとても楽しみにしています。富士は私にとっても大好きなコースのひとつですし、何年も、様々な日本のレースカテゴリーで戦っているので、すべて良く知り尽くしています。我々は充分な速さを見せられると思っていますし、個人的にも2012年、2013年のように表彰台の中央に立つことを目指します」

セバスチャン・ブエミ 選手(TS050 HYBRID #8号車)
「富士はトヨタにとってのホームレースなので、とても重要なイベントです。昨年もチームが勝利を挙げており、良いレースができるはずと思っていますし、良い週末になることを期待しています。ここ数戦、表彰台には上っているので、狙っているのは3位以上でのフィニッシュです。更なるパフォーマンスを引き出すべく全員が努力を続けて来ており、シーズン終了までにもう何勝かしたいと思っています」

アンソニー・デビッドソン 選手(TS050 HYBRID #8号車)
「富士で再びレースの現場に戻れるのが楽しみです。とくに日本のファンの皆様やトヨタ関係者の方々の目の前でレースを戦えるというのはとても嬉しいことです。オースティンで戦っていたチームをヨーロッパから応援し、その戦いぶりは戦列復帰への大きな励みになりました。基本的に我々のTS050 HYBRIDは富士に向いていると思うので、素晴らしいレースができるものと期待しています」

COTY
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