日産自動車は2012年10月30日、「キューブ」をマイナーチェンジした。今回はアイドリングストップ機能を新採用したほか、エンジンの改良やエクストロニックCVT搭載により、2WD車のJC08モード燃費を19.0km/Lに向上。これにより2WD全車がエコカー減税に適合した。
キューブが搭載する1.5LのHR15DE型エンジンは、吸排気効率を高めるために、排気側へも可変バルブタイミング機構を装備し、さらに、アイドリングストップやより微細な燃料コントロールをするためのデュアルインジェクターを装備するなど改良を行った。さらに副変速機付きエクストロニックCVTを採用したことにより、2WD車のJC08モード燃費を19.0km/Lに向上。これにより2WD全車がエコカー減税に適合し、自動車取得税と自動車重量税が75%減税されることになった。また2WD車は燃費だけでなく、最高出力も82kW（111ps）/6000rpmに向上している。
ボディカラーには、ライトジンジャー（写真上左）とラグーンブルー（写真上右）を新たに用意して、全9色のラインアップとした。またエントリーグレードの15X／15X FOURを除いて、インテリアに新色となるヴィンテージキャメルをメーカーオプションで設定。使うほどに肌になじむ高密度スエード調クロスをシート表皮に採用。深みと味わいのあるプレミアムなヴィンテージ感にあふれる室内空間の演出を狙ったとしている。
なお今回のマイナーチェンジに合わせて、一部のグレード体系とオプション設定が見直されている。
なお量販グレードである「15X」の価格は据え置きとするなど、各グレードとも仕様装備を充実させながらリーズナブルな価格設定としている。
また同じく10月30日に、オーテックジャパンからはマイナーチェンジした新型キューブをベースにしたカスタムバージョンの「キューブ アクシス」と「キューブ ライダー パフォーマンススペック」がリリースされている。
アクシスにはダークブラウンのパイピングを施した専用本革シートや本革巻ステアリング、メッキインナードアハンドルなどを特別装備。またライダーの パフォーマンススペックは主に内外装をカスタマイズしたライダーをベースに、高性能タイヤや専用チューンドサスペンションを組み込み、さらにそれらを支えるボディ性能の向上を図ったチューニングバージョンだ。
