ホンダは、2018年3月6日〜18日に開催のジュネーブモーターショーで、新型「CR-V」欧州仕様の量産モデルを初公開。そのほかにも「Honda Urban EV Concept」や「Honda Sports EV Concept」などのコンセプトモデル、「シビック TYPE R」を始めとした量産モデル、二輪・四輪のレーシングマシン、そしてエネルギーマネジメントを担うパワーコンディショナーのコンセプトモデル「Honda Power Manager Concept」なども展示した。
主な出展物は以下のとおり。
●新型CR-V 欧州仕様
CR-Vは、1995年の発売以来、世界160ヵ国以上で支持されているSUVモデル。5代目となる新型は、エレガントかつスポーティーなエクステリアデザインの採用で注目を集めている。また、ガソリン車には新たに3列シート仕様を設定するなど、ユーティリティー性能も向上させている。
パワートレーンは2種類が設定されている。ひとつは、1.5LのVTECターボエンジン。そしてもうひとつは、Hondaが欧州で販売するSUVでは初となる、2.0L i-VTECエンジンと「スポーツ ハイブリッドi-MMD」を組み合わせたハイブリッドシステムだ。欧州では2018年秋より順次、デリバリーを予定している。
●シビック TYPE R
究極のFFスポーツを目指して開発されたモデル。2017年4月に行なわれたドイツ・ニュルブルクリンク 北コースでの走行テストでは、FFモデルとして最速（2017年4月時点）となる、7分43秒80のラップタイムを記録し、先代モデルのタイムを7秒近く更新するなど、運動性能の高さを証明している。
2016年に先代モデルが、欧州各地のサーキットで高いパフォーマンスを証明したのと同様に、この最新モデルでも、欧州各地のサーキットにおいてタイムアタックチャレンジを行なう。このチャレンジには、元F1ドライバーで現SUPER GTドライバーのジェンソン・バトン選手、WTCRドライバーのティアゴ・モンテイロ選手、エステバン・グエリエリ選手、SUPER GTドライバーのベルトラン・バゲット選手の参加を予定している。
●Honda Sports EV Concept
Honda Sports EV Conceptは、人とクルマのこれまでにない“一心同体”体験をもたらすコンセプトモデル。EV専用プラットフォームを採用し、扱いやすいコンパクトなボディーに、レスポンスの良い電動パワーユニットを搭載している。
●Honda Power Manager Concept
太陽光などの再生可能エネルギーや、燃料電池車によって発電した電気と、系統電力をやり取りして、家庭・EV向けに必要に応じた充放電を行なう、パワーコンディショナーのコンセプトモデル。Hondaは英国のエネルギーマネジメントコンソーシアム「EV-elocity」に参加し、EV-elocityが英国各地で実施予定のVehicle to Grid（V2G）の実証実験に、このHonda Power Manager Conceptを提供する。
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