【リコール】メルセデス・ベンツSクラス、マイバッハなどのESP、燃料ホースに不具合

メルセデス・ベンツ日本は2023年7月27日、メルセデス・ベンツ Sクラスの横滑り防止装置と燃料ホースに不具合があるとしてリコールを届け出た。

このリコールは、ESPについては本国からの情報で、燃料ホースについては市場からの6件の報告と本国からの情報に基づいて実施されている。横滑り防止装置(ESP)の不具合は、ESPの制御プログラムが不適切であったため、走行開始直後にESPが作動するような走行を行なった場合、ECUが誤って故障していると自己診断することがあるというもの。

そのため故障を知らせる警告灯が点灯し、スピードメーターの作動が停止し、ESPの作動も停止するため、最悪の場合は制動距離が伸びる恐れがある。

対策は該当車両のESPの制御プログラムを対策プログラムに書き換えることになる。

該当車両は2022年2月~2023年5月の間に輸入された、S500 4MATIC、S580 4MATIC、S580e 4MATIC、メルセデス・マイバッハ S580 4MATIC、メルセデス・マイバッハ S680 4MATICの計6車種、合計3051台となっている。

燃料ホースの不具合は、ホースの材質の選定が不適切であったため、熱により劣化が進行することがあるというもの。その結果、接続部の気密性が低下し、燃料漏れを起こす恐れがある。

対策は該当車両の燃料ホースを新品に交換し、対策されたクリップで固定し、さらに遮熱カバーを装着することになる。

該当車両は、2017年3月~2021年3月の間に輸入されたメルセデス・ベンツ S560、S560 4MATIC、S560クーペ、S560 4MATICクーペ、S560カブリオレ、メルセデス・マイバッハ S560、メルセデス・マイバッハ S560 4MATICの計7車種、合計2915台となっている。

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