トヨタ自動車は2018年10月29日、2018年9月と2018年度上半期(4月〜9月)のトヨタ、ダイハツ工業、日野自動車の生産、国内販売、輸出の実績を発表した。
【2018年9月 実績】
生産
国内生産では、トヨタは24.1万台(前年同月比87.2%)と、3ヶ月振りに前年同月実績を下回った。ダイハツは7.9万台(前年同月比99.96%)と、2ヶ月振りに前年同月実績を下回っている。日野は13.9千台(前年同月比97.4%)と、前年同月実績を下回った。合計は33.4万台(前年同月比90.3%)で、2ヶ月振りに前年同月実績を下回る結果となった。
海外生産は、トヨタは北米・アジア・オーストラリア・アフリカで減少し、48.3万台(前年同月比94.8%)と、3ヶ月振りに前年同月実績を下回った。ダイハツはインドネシアで増加し、4.7万台(前年同月比177.4%)と、9ヶ月連続で前年同月実績を上回った。日野もアジアで増加し、4.0千台(前年同月比125.1%)と、15ヶ月連続で前年同月実績を上回っている。合計は53.4万台(前年同月比99.0%)と、3ヶ月振りに前年同月実績を下回る結果であった。
販売
国内販売は、トヨタは12.9万台(前年同月比93.8%)と、3ヶ月振りに前年同月実績を下回った。そのうち、レクサスブランド車の販売は3551台(前年同月比97.8%)、軽自動車の販売は3289台(前年同月比119.2%)であった。除軽市場におけるシェアは40.9%(前年同月差-1.6ポイント)、含軽市場におけるシェアは26.6%(前年同月差-1.2ポイント)である。
ダイハツは5.41万台(前年同月比100.2%)と、2ヶ月振りに前年同月実績を上回った。そのうち、軽自動車の販売は5.08万台(前年同月比100.1%)で、5ヶ月振りに前年同月実績を上回った。軽市場におけるシェアは28.7%(前年同月差+0.05ポイント)である。
日野は7.6千台(前年同月比140.5%)と、3ヶ月振りに前年同月実績を上回った。そのうち、普通トラックの販売は3.9千台(前年同月比153.6%)で、3ヶ月振りに前年同月実績を上回っている。輸入車を除く最大積載量4t以上のトラックの市場である、普通トラック市場におけるシェアは38.4%(前年同月差+8.2ポイント)であった。
合計は19.1万台(前年同月比96.8%)と、前年同月実績を下回る結果となっている。含軽市場におけるシェアは39.3%(前年同月差-0.5ポイント)であった。
輸出
輸出面は、トヨタは北米・中南米・欧州・オセアニア・中近東・アフリカに向けた輸出が減少し、14.9万台(前年同月比88.6%)と、3ヶ月振りに前年同月実績を下回った。ダイハツは輸出が0台で、日野は中南米・欧州・アジア・中近東に向けた輸出が減少し、7.7千台(前年同月比95.5%)と、前年同月実績を下回っている。合計は15.7万台(前年同月比88.9%)で、3ヶ月振りに前年同月実績を下回る結果となった。
【2018年度上半期(4〜9月) 実績】
生産
2018年度上半期の国内生産は、トヨタは149.3万台(前年同期比97.2%)、ダイハツが43.4万台(前年同期比96.4%)と前年比減となっている。日野は7.9万台(前年同期比104.6%)で前年比増加となっているものの、合計では200.6万台(前年同期比97.3%)と前年比減となった。
一方、海外生産は、トヨタが289.4万台(前年同期比100.3%)、ダイハツは27.2万台(前年同期比162.2%)、日野が2.5万台(前年同期比136.0%)といずれも前年比よりも増加しており、全体では319.2万台(前年同期比103.9%)、グローバル生産では3社合計で519.9万台(前年同期比101.3%)と前年比増となった。
販売
2018年度上半期の国内販売だがトヨタは74.0万台(前年同期比95.7%)、ダイハツも29.8万台(前年同期比98.0%)と前年より減少となっている。日野は3.3万台(前年同期比108.4%)で前年比増であるものの、合計では107.3万台(前年同期比96.7%)と、国内生産同様、前年比減となっている。
輸出
2018年度上半期の輸出は、トヨタが92.5万台(前年同期比103.1%)、日野が4.1万台(前年同期比105.7%)、3社合計が96.6万台(前年同期比103.3%)となっている。