トヨタ自動車は、2018年4月のトヨタ、ダイハツ工業、日野自動車の生産、国内販売、輸出の実績を発表した。
■生産
●国内生産
国内生産のトピックは次の通り。トヨタは25.3万台(前年同月比101.1%)と、7ヶ月連続で前年同月実績を上回った。ダイハツは6.9万台(前年同月比92.3%)と、24ヶ月振りに前年同月実績を下回っている。日野は13.4千台(前年同月比101.8%)と、7ヶ月連続で前年同月実績を上回った。合計は33.5万台(前年同月比99.2%)と、7ヶ月振りに前年同月実績を下回る結果であった。
●海外生産
海外生産は、トヨタは北米・中南米・アフリカで増加し、45.8万台(前年同月比102.2%)と、3ヶ月振りに前年同月実績を上回った。ダイハツはインドネシアで増加し、4.9万台(前年同月比162.1%)と、4ヶ月連続で前年同月実績を上回っている。日野はアジアで増加し、4.4千台(前年同月比142.8%)と、10ヶ月連続で前年同月実績を上回った。合計は51.1万台(前年同月比106.2%)と、3ヶ月振りに前年同月実績を上回るとともに、4月としては過去最高であった。
■販売
国内販売は、トヨタは11.5万台(前年同月比99.7%)と、前年同月実績を下回っている。そのうち、レクサスブランド車の販売は4632台(前年同月比151.9%)、軽自動車の販売は3899台(前年同月比164.5%)で、除軽市場におけるシェアは49.3%(前年同月差-1.1ポイント)であった。なお、含軽市場におけるシェアは31.4%(前年同月差-1.1ポイント)である。
ダイハツは4.88万台(前年同月比104.6%)と、13ヶ月連続で前年同月実績を上回っている。そのうち、軽自動車の販売は4.66万台(前年同月比104.7%)で、4ヶ月連続で前年同月実績を上回っている。軽市場におけるシェアは33.1%(前年同月差-1.0ポイント)である。
日野は4.3千台(前年同月比137.1%)と、2ヶ月振りに前年同月実績を上回った。そのうち、普通トラックの販売は2.1千台(前年同月比139.2%)と、8ヶ月振りに前年同月実績を上回っている。輸入車を除く最大積載量4t以上のトラックの市場である普通トラック市場におけるシェアは38.5%(前年同月差+6.8ポイント)であった。
合計は16.8万台(前年同月比101.8%)と、3ヶ月振りに前年同月実績を上回る結果であった。含軽市場におけるシェアは45.9%(前年同月差-0.6ポイント)である。
■輸出
輸出については、トヨタは全地域(北米・中南米・欧州・アジア・オセアニア・中近東・アフリカ)に向けた輸出が増加し、17.7万台(前年同月比120.9%)と、7ヶ月連続で前年同月実績を上回った。ダイハツは2017年5月より輸出が0台で、日野は北米・中南米・オセアニア・中近東・アフリカに向けた輸出が増加し、7.4千台(前年同月比117.7%)と、3ヶ月連続で前年同月実績を上回っている。合計は18.4万台(前年同月比120.7%)と、9ヶ月連続で前年同月実績を上回った。