アルファロメオ「ジュリア」「ステルヴィオ」を改良しエントリーグレードの「スプリント」を追加

FCAジャパンは2020年8月20日、アルファロメオのプレミアムスポーツサルーン「ジュリア」とSUV「ステルヴィオ」に、新グレードの「スプリント」を追加設定しました。またシリーズ全体も先進安全装備の充実を始めとする改良を行ない10月3日から発売すると発表しました。

新グレード：スプリント

ジュリアには新グレード「2.0ターボスプリント」が、ステルヴィオには「2.2ターボディーゼル Q4スプリント）」が追加されます。

本格的なFRスポーツセダンのジュリア2.0 ターボスプリントは200ps/330Nmを発生。装備はバイキセノンヘッドライト、18インチアルミホイール、ナチュラルレザーシート（6ウェイ電動調整機能付）、タッチディスプレイ付のコネクトシステム、デュアルゾーン式フルオートエアコン、アクティブブラインドスポットアシストを標準装備しています。

210ps/470Nmを発生するステルヴィオ2.2ターボディーゼルQ4スプリントはさらに、ハイウェイアシストシステムやトラフィックジャムアシスト、トラフィックサインレコグニション、インテリジェントスピードコントロールが装備されます。これらの充実した装備でありながらエントリーグレードとして手の届きやすい価格設定としています。なお、従来のエントリーグレード、ベースは廃止されます。

シリーズの改良点

新世代のジョルジオ・プラットフォームをベースに開発され、軽量で理想的な前後重量配分のボディ、クラスをリードするパワー・ウエイト・レシオ、官能的なイタリアンデザインにより、世界的に高い評価を得ているジュリアとステルヴィオは、運転支援システムやインフォテイメントの強化、インテリアの質感向上が図られています。

インテリアでは車両の設定やスマートフォンとの連携が可能なコネクトシステムに、直感的な操作が可能な8.8インチタッチディスプレイが採用されました。もちろんApple CarPlay、Andoroid Autoを使用することもできるようになっています。

また新たにTomTomトラフィックと呼ばれるリアルタイムマップを使用するナビゲーションシステムが採用されています。このナビはリアルタイムマップ以外に、任意のワード検索が可能で、インフォテイメント機能が大幅に充実されています。

これに合わせてセンターコンソロール周りの素材や形状が変更され、インテリアの質感が一段と向上しました。またスマートフォンのワイヤレスチャージングパッドも新たに装備されています。

運転支援システム(スプリントを除く）では、前走車と一定の車間距離を保ちながら速度を合わせて追従するアダプティブ・クルーズ・コントロール（ACC）に、ハイウェイアシストシステム（HAS）が追加されました。これはシステムが車線中央付近の走行を積極的にサポートし、ドライバーの負担を軽減する機能です。

レーンキーピングアシストは車線からはみ出しそうになった際に、ドライバーにグラフィックや音で注意を促し、必要に応じてステアリング補正を行ないます。また、一般道を含む渋滞時でドライバーの負荷を軽減するトラフィックジャムアシスト（TJA）や、一般道ならびに高速道路で道路標識を認識。メーター内に表示するトラフィックサインレコグニション（TSR）、TSRが検知した制限速度に応じてACCの速度設定を素早く切り替えられるインテリジェントスピードコントロール（ISC）など先進的な運転支援機能を備えています。

さらにミラーの死角にある後方からの並走車を認識し、ミラー内の警告ランプによりドライバーに注意を促し、危険な車線変更に対してステアリング補正を行なうアクティブブラインドスポットアシストや、ドライバーの注意力の低下を検知するドライバーアテンションアラートを搭載しています。

ステルヴィオは車両に触れることなくリヤバンパー下部へ足でジェスチャーを行なうことにより開閉可能なハンズフリーテールゲートが新採用されました。その他ではステルヴィオ・クアドリフォリオに、サンルーフが標準装備化されました。