パイオニア「3D-LiDARセンサー」搭載の自動運転バスがシンガポールで実証実験開始

2018年11月6日、パイオニアはシンガポールの自動運転関連スタートアップ企業MooVita Pte Ltdと、シンガポールの高等教育機関である「Ngee Ann Polytechnic(ニーアン ポリテクニック)」構内において、パイオニアの「3D-LiDARセンサー」を搭載した自動運転シャトルバスを使った実証実験を開始すると発表した。

Ngee Ann Polytechnic構内での自動運転実証実験
Ngee Ann Polytechnic構内での自動運転実証実験

MooVitaは、自動運転に関する技術開発を推進するシンガポールの科学技術庁「A*STAR」(Agency of Science, Technology & Research)出身者により創設されたスタートアップ企業で、シンガポールのほか、マレーシアやインドにおいて自動運転関連事業を開発、展開している。

パイオニア製「3D-LiDARセンサー」が搭載された自動運転シャトルバス
パイオニア製「3D-LiDARセンサー」が搭載された自動運転シャトルバス

「3D-LiDAR センサー」は、レーザー光で対象物までの正確な距離を測定し、遠方や周辺の状況をリアルタイムかつ立体的に把握できるため、レベル3以上の自動運転の実現に不可欠なキーデバイスと言われている。パイオニアは、2020年以降の量産化を目指し、高性能で小型かつ低コストなMEMSミラー方式の「3D-LiDARセンサー」の開発を進めており、2018年9月下旬より、計測距離と画角が異なる「3D-LiDARセンサー」3種4モデルを国内外の企業に順次提供開始している。

パイオニア製「3D-LiDAR センサー」搭載イメージ図
パイオニア製「3D-LiDAR センサー」搭載イメージ図

MooVita
Ngee Ann Polytechnic

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