デンソーテン ドライブレコーダー連携型クラウドシステムの機能を拡張

デンソーテンは2023年12月19日、東京海上日動火災保険の「通信型ドライブレコーダー付き自動車保険」に採用されている、デンソーテンのドライブレコーダー連携型クラウドシステムの機能を拡張したことを発表した。

クラウドサービスと通信型ドライブレコーダー端末で構成するこのシステムによって、事故時の自動発報・映像転送や普段の安全運転診断レポートの自動生成などを行ない、緊急時の迅速な対応と事故の未然防止につながることになる。

今回の機能拡張により、エコドライブの意識向上につながるWEBアプリ・スマートフォンアプリ向けの「エコドライブ診断」や、安全運転診断の点数が悪化しているドライバーを安全運転管理者へ通知する「要注意ドライバー分析」が追加されている。

個人契約者向けではエコドライブ診断機能を追加。エコドライブを心がけることで、CO2排出量削減を実現・支援することを目的に追加した機能だ。この機能は、日々の運転時の加減速情報などからエコドライブスコアを算出し、「見える化」を行なう。また、エコドライブの診断結果が高得点であれば、電子クーポン獲得に挑戦できるルーレットを回すことができるようになっている。

法人契約者向けでは要注意ドライバー分析機能を追加した。これによりドライバー自身が行なう運転の振り返りや、安全運転管理者による安全運転指導に活用ができる「安全運転支援サービス」のひとつとして、要注意ドライバー分析機能を新たに追加した。直近4週間のデータから運転状況を分析し、企業の管理者は自組織内の安全運転診断の点数が悪化している要注意ドライバーの情報を確認できる。

既存の機能としては、事故などで車両に大きな衝撃を受けた際には、自動発報を受けたオペレーターが事故発生前後の動画を確認することで、事故の大きさ、車内の状況を把握して、より正確に救急車の要請などの対応を行なうことができる。

また日々の運転時に車線逸脱などの片寄り走行や前方車両の接近、ドライバーのわき見、居眠りを検知した場合にリアルタイムで端末から注意喚起、警告を行なう。また、「あおり運転に遭遇する」、「運転者が体調不良になる」など運転中のトラブルが発生した際は、ユーザーがドライブレコーダーのボタン(SOS発信機能)を押すことにより、24時間365日いつでもオペレーターサポートを受けることができる。

さらに、安全運転支援サービスとして、ユーザー自身で運転を振り返ることができる「安全運転診断レポート」の発行や、家族による見守り機能(個人契約者向け)、ヒヤリハットマップの作成(法人契約者向け)などにより安全運転をサポートすることができる。

東京海上日動火災保険 ドライブエージェント パーソナル 公式サイト

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