富士重工業は、「レヴォーグ」を一部改良し、2016年6月10日から販売を開始することを発表した。
今回の改良では、安全性のさらなる強化に加え、デザイン性や静粛性を向上。これにより、商品力や総合性能のさらなるレベルアップを図っている。
まず安全性では、衝突安全性能をさらに強化。前面衝突時に瞬時にシートベルトを巻き取り、乗員を拘束するシートベルトプリテンショナーを左右リヤシートにも採用。リヤシートのクッションも安全性の高い構造に改良するなど、後席の乗員保護性能を向上している。さらに、フロントドアにアッパービームを追加し、側面衝突への対応も強化する。
デザイン面では、エントリーグレードの1.6GT アイサイトに新デザインの17インチアルミホイールを採用。ガンメタリック塗装と切削光輝を組み合わせたスポーティで質感の高いデザインを採用しつつ、空力性能の向上と軽量化も実現している。スポーティなGT-Sグレードには、上級グレードに相応しい上質で華やかな印象を与える「ブライトパール内装」をメーカーオプションとして新設定。パールのような輝きをもったシルバー基調のレザーとブルーステッチによるコーディネートが特徴となる。
さらに、フロントドアガラスの室内側ショルダー部ウェザーストリップを2枚化して、室内への透過音を低減。また、リヤクォーターガラスの板厚アップやカーゴルームの吸音材追加等で静粛性を高め、室内の質感と快適性を高めている。
なお、レヴォーグのスポーティな走りと高い質感を「STI」によってさらに進化させた新たなモデルを、最上級グレードとして2016年夏に発売予定だという。