日産自動車は2024年4月24日、シームレスでパーソナライズされた体験を提供する新たなコネクテッドサービス「NissanConnect」を海外市場向け「キャシュカイ」のマイナーチェンジモデル、アメリカ市場向け「ローグ」に採用すると発表した。
次世代Nissan Connectは、クルマを管理するさまざまなサービスやGoogleビルトイン機能を搭載し、アプリからの行先設定やリモートエアコンなどの便利な機能を家族のIDと共有、管理することが可能になる。
また、新しいディスプレイのUIデザインにより、直感的な操作や情報認知が向上し、運転中のストレスを軽減し、より運転に集中できるようになる。
そしてカーライフを安心してサポートする機能も充実させている。窓の閉め忘れや、クルマから離れている間にドアが開けられた場合、アプリのプッシュ通知で車両状態を警告することが可能。メンテナンスなどのクルマ管理では、部品交換のお知らせから入庫予約まで、一貫してアプリでスムーズに利用することができる。
さらにEV車両の場合は、電池残量や電力のオフピークを考慮した経済的な充電時間を提案することも可能だ。
アプリから車両を操作できる機能は従来の「Nissan Connect」から約2倍に増え、よりパーソナライズされた機能によってクルマが信頼できるパートナーのような存在となっているのだ。
そしてGoogleがビルトインされていることもアピールポイントだ。ユーザーがスマートフォンで日常に使用しているアプリを車内でも簡単に利用することができるようになる。
車載ナビゲーションはGoogleマップに対応しているため、Googleアカウントでサインインするとお気に入りの場所や興味のあるポイントにナビゲーションからアクセスすることができ、スマートフォンアプリと同様に地図情報は常に最新のものとなる。
もちろんGoogleアシスタントを使用すれば、エアコンの調整やナビゲーションの設定などをより自然な言葉で音声制御することができる。
そしてGoogle Playでダウンロードできるアプリにアクセスすることができるため、お気に入りの音楽、ポッドキャスト、オーディオブックなどを車内で聴くことが可能になるだけでなく、ニュースや動画、天気など幅広いアプリをクルマから利用することができる。 車両に搭載された通信機能により、車両の購入後もよりパーソナライズされた機能の進化や、新たなサービスの追加にも対応する。
日産は、この新サービスを2024年1月にマイナーチェンジした北米向けの「ローグ」、4月17日に発表された欧州向け「キャシュカイ」のマイナーチェンジに採用し、今後も大型SUVやEVを皮切りに幅広いモデルへの採用を拡大していくとしている。
