2012年11月30日、三菱自動車は、2013年1月に発売を予定しているSUVタイプのプラグインハイブリッド車、「アウトランダーPHEV」の予約受付を11月30日から開始したと発表した。アウトランダーPHEVの詳細はこちらを参照。
「アウトランダーPHEV」は、EV技術をベースに開発されたプラグインハイブリッド車で、SUVとしては世界初のプラグインハイブリッドとなる。新型アウトランダーは2012年10月に発売されたが、これをベースに、独自に開発したEV派生の「プラグインハイブリッドEV システム」を搭載し、搭載エンジンにより自分で発電するクルマだ。主な特徴は次の通り。
・日常はEV走行で、長距離走行ではモーター主体のハイブリッド走行
・ツインモーター4WDによる優れた走行性能
・エンジンで発電して停車中・走行中に充電できる「バッテリーチャージモード」や、車載コンセントから最大1500Wの電気が取り出せる給電機能など、大容量バッテリーによるユニークな機能
・複合燃費(JC08モード）は67.0km/L
・EV走行可能距離(JC08モード）は60.2km
・航続距離は897km(JC08モード）
アウトランダーPHEVの発売予定のグレード展開は、装備を厳選した「E」、実用装備の「G」、先進安全技術「e-Assist（イーアシスト）」を標準装備した「G Safety Package」、これにカーナビゲーションなどを追加した「G Navi Package」、さらに本革シート等の快適装備も充実させた「G Premium Package」の計5グレード構成となると発表。すでにアウトランダーで装着率が8割以上に達している「e-Assist」は、「G Safety Package」以上に標準装備となる。
価格については、経済産業省の「クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金」が適用されることを前提に試算した場合、実質的な負担額が「E」で300万円以下、「G」で約320万円からとなるように価格設定するとしている。つまり価格は約340万円からとなると予想される。
