レクサスNXが大幅進化! 新世代ハイブリッドと走りを刷新

2026年9月1日、レクサスはC+セグメントのクロスオーバーSUV「NX」のマイナーチェンジ・モデルを世界初公開した。この改良モデルは2026年末以降、各地域で順次発売される予定だ。

今回の改良では、単なるマイナーチェンジにとどまらず、走り、デザイン、電動化技術、ドライバー・インターフェースのすべてにわたって刷新され、レクサスが掲げる新たなブランドメッセージを体現するモデルになっている。

新型モデルの開発コンセプトは「DISCOVER YOUR EDGE」。日常の中に新たな刺激をもたらし、乗る人それぞれの可能性を拡げる存在を目指したという。

遠藤邦彦チーフエンジニアは、「新型モデルでは、刺激的な存在であり続けることを目指し、“DISCOVER YOUR EDGE”をテーマに掲げました。NXに乗り込み、走り出した瞬間から自分の世界や可能性が拡がっていくような、 ワクワクするクルマを造ろうという想いで開発を進めました。目的地へまっすぐ向かうだけでなく、気づけばつい遠回りしたく
なる。そんな気持ちを呼び起こすクルマとは何か。その問いに向き合いながら、開発に取り組みました」と語っている。

新世代ハイブリッドシステム
パワートレインは、一新されたハイブリッドシステムだ。トランスアクスル、モーター、PCU(パワーコントロールユニット)を一体化したe-アクスルを新採用し、小型・軽量・低重心化を実現。インバータのパワー半導体にはSiCを採用し、電気損失を抑えることで燃費性能の向上に貢献している。

PHEVの「NX450h+」には新開発のリチウムイオンバッテリーを搭載。電池出力を8%、電池容量を30%(北米は8%)向上させ、EV航続距離を大幅に延伸した。急速充電にも新たに対応し、充電時間を短縮。バッテリーセルの配置方向を前後から横方向に変更したことで、ボディ剛性と低重心化も同時に達成している。

グレード構成は450h+、350h、300hの3機種。システム出力は最大240kW(326ps)、0-100km/h加速は最速6.0秒(いずれも開発中の暫定値)。EV航続距離は米国基準で40マイル(64km)超、欧州基準で100km超、日本基準で140km超を見込んでいる。

ボディ剛性を大幅強化
レクサスのふさわしいすっきりした走行感覚をさらに高めるべく、ボディ剛性の向上にも力が注がれた。フロアクロスメンバーの追加とトンネル部の補強によりフロア剛性は約25%、サスペンションタワーの一体化により剛性は約30%それぞれ向上させたという。

開発拠点には下山テストコースに加え、ドイツ・ニュルブルクリンクでの走り込みも実施。ステアリングホイールは360mmに小径化し、切れ角に応じてギア比が変化するバリアブルラックギアを採用するなど、操舵フィールの磨き込みも図られた。E-Four(電気式AWD)は直進時を含む常時AWD制御に対応し、雪上などでの安定性も高めている。

また、エンジンブロックの形状変更による剛性向上と、 補強材を使ったトランスアクスルとエンジンの締結剛性向上により、エンジンの爆発変動の周波数との共振をずらすことで、不快な音と振動を低減。 さらに新世代ハイブリッドシステムの導入によるECU性能向上に伴い、モーターの制御をより協調して行なうことが可能となり、 EV走行からハイブリッド走行に切り替わる時のエンジン始動時の振動を大幅に削減している。

一方、エンジンの回転数などの車両状態の把握に必要なサウンドはしっかり伝達することで、ドライバーがクルマと対話できる走りを実現している。

デザイン
エクステリアは、継承してきたデザインテーマ「VITAL TECH(バイナルテック)」をさらに進化させている。

ヘッドランプはターンシグナルとデイタイムランニングライトを統合した「ダブルライン」デザインを採用し、リヤはレクサス初となる「ダブルLシグネチャー」のコンビネーションランプを装備。アウターミラーやモール類はクロムメッキから黒基調のデザインへと刷新され、より力強い塊感を表現している。

ボディカラーは新色を含む9色を設定している。

インテリアは12.3インチの液晶メーターと14インチのナビ/マルチメディアディスプレイを水平に配置し、視線移動の少ない開放的な空間を実現。インテリアカラーにも新色が加わり、全5色のラインアップとなる。

また、今回の改良で、「Sensory Concierge(センサリーコンシェルジュ)」を新搭載している。イルミネーション、音楽、空調、シート温度、フレグランスを連携させ、3つのモードで、「INSPIRE」、集中をサポートする「RADIANCE」、リラックスを促す「REVITALIZE」を選択することで車内空間を演出する。

フレグランスは、レクサスのデザイン思想「Time」を象徴する5種類(天光・恵風・青陽・半夜・晨明)を用意し、うち3種類をグローブボックス内の専用発生器に同時搭載可能。香りごとに専用のマルチメディア演出も楽しめるという。

予防安全機能も向上
安全装備では最新の「レクサス セーフティ システム+」を採用し、対応シーンを拡大。レーダークルーズコントロールには燃費重視の「エコランモード」と地図連携機能を新たに追加し、一時停止標識やラウンドアバウトなどでの減速支援も可能になった。

レーンチェンジアシストは作動車速域を拡大し、より幅広いシーンでの支援に対応。ブラインドスポットモニターは自転車・バイクの検知にも対応し、トレーラー牽引時の検知範囲拡張など、SUVらしい牽引時の安全性強化も図られている。

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