TOYOTA GAZOO Racingは、2018年5月10日(木)から13日(日)にかけてドイツ、ニュルブルクリンクで開催される第46回ニュルブルクリンク24時間耐久レースに参戦する。決勝の様子は、スポーツテレビ局「J SPORTS」及び、TOYOTA GAZOO Racing公式サイト内のYouTube Liveで配信される。
ニュルブルクリンク24時間耐久レースは、1周25km、高低差300m、約200のコーナーを持つコースを24時間走り続けるという過酷なレース。「人を鍛え、クルマを鍛える」ことを目的に2007年から継続参戦しており、TOYOTA GAZOO Racingの活動の原点でもある。また、参戦車両となる「LEXUS LC」に将来の市販車に活かすための先行技術(軽量化、高剛性化などボディ技術開発、視認性向上などドライバー支援技術、空力開発、フリクション低減によるパワーアップ、燃費向上等によるエンジン開発、軽量化、高剛性化、高応答化などサスペンション技術)を投入し、鍛え上げる計画。
2017年は「LEXUS RC」1台での参戦で、2016年のリタイアの雪辱を果たすべくチーム一丸となり完走し、SP-3Tクラス2位という結果を残した。今年2018年は新規車両のLEXUS LCでの参戦となるが、2017年末から国内で走行テストを重ね、クルマとドライバーの声を聴きながら、課題の潰し込みを実施してきた。走行ペースが上がる分、車両にかかる負荷も増大するが、24時間走り続けることを目標に、24時間本戦に挑むという。
■土屋武士 チーフドライバー
国内でテストを重ね、ニュルブルクリンクでも前哨戦2レースをトラブルなく走りきり、ここまでは順調に来ていますが、一方、走る度にニュルはそんなに甘くないということも痛感しています。まだまだ課題はたくさんありますが、一つ一つ課題をクリアしていく度に、どんどんクルマが自分たちのフィーリングに馴染んできました。本戦の24時間レースでも、もっともっとクルマと分かり合えるように、たくさん会話をしていきたいと思います。24時間本戦に向けて、しっかりと準備を整え、みんなで心ひとつに頑張ります。
■関谷利之 チーフメカニック(トヨタ自動車社員)
国内でもテストを重ねてニュルにやってきましたが、ニュルで安全に走行するには、すべての面でクルマが良くなければ通用しません。新規車両のLCでの参戦は、やはり厳しいですが、ニュルを走ることで、少しずつ改善を実感しています。しっかりクルマの訴えとドライバーの声を聴いて、もっと良いクルマにしていきます。ニュル本戦では、もっと沢山の事が起きると思いますが、まだまだ伸びしろがあります。残り限られた時間ですが、必ず課題は克服できると信じ、本戦までクルマも人ももっと鍛えて、自信を持ってスタートします。応援よろしくお願いします。
■緒方和良 エンジニアリーダー(トヨタ自動車社員)
実際にニュルを走行すると、思いがけないトラブルも起きましたが、柔軟に対応しつつ、メカニック、エンジニアとも全力を尽くしてきました。クルマの性能が、日々進歩していることを実感しています。24時間本戦を必ず完走すべく、全力を尽くしていきます。
ニュルブルクリンク24時間耐久レースの決勝レースは、全国のケーブルテレビ、BS放送で視聴可能なスポーツテレビ局「J SPORTS」で放送される他、TOYOTA GAZOO Racing公式サイト内にて、YouTube LiveでJ SPORTS番組の同時配信に、公式映像を交えたオリジナル映像を加えた約25時間のフルタイム配信を行う。
■YouTube Live配信
J SPORTS番組の同時配信に加え、公式映像や脇阪寿一氏による現地レポート等を配信予定。
配信時間:日本時間5/12(土)22:00〜5/13(日)23:30