ZF 小型商用車向け電動ドライブ「CeTrax lite(セトラックス・ライト)」の量産開始

グローバル規模のサプライヤー、ZF本社の商用車ソリューションズ(CVS)事業部は2023年4月13日、新しい電動セントラルドライブ「CeTrax lite(セトラックス・ライト)」が量産に入ったと発表した。新しいドライブラインは、ZFの乗用車用ドライブ開発・製造の総力が活用され、小型商用車に最適化されている。

高度に統合された電動ドライブとして設計された「CeTrax lite」は、世界中のメーカーに大きな利点をもたらし、特に排出ガスゼロを求める都市部や「ラストマイル」輸送をサポートすることができる。この技術は、すでにアジアとアメリカにて受注を受けており生産はフリードリヒスハーフェン工場で開始されている。

この製品はトップレベルの性能と効率性を実現しており、ZF社の次世代モビリティ戦略における重要な新たなマイルストーンで、業界の脱炭素化を加速させることができる。
また、このテクノロジーは小型商用車のニーズをサポートし、従来のエンジン車のアーキテクチャーを流用可能で、フリードリヒスハーフェンのテストベンチを自動車メーカーと共有するにより開発速度をアップすることもできる。

いすゞ エルフ EVに搭載

「CeTrax lite」は、最大7.5トンの小型商用車用に設計され、150kWの最高出力と1500Nmの最大トルクを発生。小型商用車向けに最適化されたコンパクト設計により、電気部品やバッテリーのスペースを最大化することができる。この電気駆動モジュールは完全に統合されたシステムで、電動モーター、1速トランスミッション、パワーエレクトロニクスを一体化しており、車載する多面にフレキシビリティと約120kgという軽量設計を両立させている。

なお、日本では4月から発売される「いすゞ エルフ EV」に初採用されている。エルフ EVは宅配、集荷業務用として、バッテリー容量は40kWh、60kWhの2種類を設定している。

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COTY
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