ボルボ・カー・ジャパンは2022年7月6日、XC40、60シリーズ、90シリーズのラインアップと仕様を変更して発売した。

XC60の最上級モデル「XC60_Recharge Ultimate T6 AWD plug-in hybridのインテリア。全モデルがGoogleの新インフォテイメントを搭載

今回の変更により、ボルボのラインアップは、最上級モデルの「Ultimate（アルティメット）」と、充実装備の「Plus（プラス）」の2グレードを基本とするグレードのラインアップへと変更している。

なかでもPHEVモデルの最上級モデルUltimateは、北欧の価値観で仕上げられたラグジュアリーな内装を継承しながら、よりモダンな造形と精悍なグロッシーブラック仕上げのディテールを組み合わせた新しいエクステリア・デザインテーマを採用するとともに、インテリアはナッパ・レザーに加えて「テイラード・ウール・ブレンドシート」がオプションで選択可能となっている。

コンパクト・シティSUV「XC40」は、デビューイヤーに日本カー・オブ・ザ・イヤー、欧州カー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、日本ではボルボのベストセラーとなっている。そして今回、デビュー以来初となるフェイスリフトを受けることになった。

シャープなデザインを特徴とする新デザインのフロントヘッドライトが与えられ、フロントフェイスはより端正になっている。さらに、個性あふれるフォルムを引き立てる新しいボディ色が設定された。

XC40のパワートレインは48Vハイブリッドを採用するB3（前輪駆動）とB4 AWD（全輪駆動）を設定。先に発表したツインモーター仕様とシングルモーター仕様が選択できるピュア・エレクトリック（電気自動車）と合わせ、合計4種類がラインアップされている。

また今回から、昨秋にXC60から導入されたGoogle搭載の新インフォテイメントシステムが、ボルボ全車に標準装備となっている。ドライバーディスプレイ（メーターパネル）と連携するGoogleマップによるナビゲーションや、Googleアシスタントによる音声操作、さらに各種アプリケーションが利用できる「Googleアプリ/サービス」と、緊急通報サービスならびに故障通報サービスなどと連携する「Volvo Cars app（テレマティクス・サービス/ボルボ・カーズ・アプリ）」がボルボ全車で利用可能となっているのだ。

PHEV全モデルは、アクセルペダルのコントロールだけで、加速と減速を直感的かつシームレスに制御できる「ワンペダル・ドライブ機能」が新たに装備されている。ストップ＆ゴーが繰り返される都市部の道路でより快適に車速の調整が可能に。アクセルを離した瞬間に制動が開始することで、緊急時における制動距離短縮にもつながり、ブレーキ作動で発生する制動エネルギーを積極的に回生し、バッテリーに蓄電することで、燃費向上にも寄与している。

XC40

Google搭載インフォテイメントを全車標準装備。ドライバーディスプレイ（メーターパネル）のデザインを一新。フロントヘッドライト、フロントバンパー、アルミホイールデザインを一新。「Ultimate」、「Plus Pro」にピクセルLEDヘッドライトをオプション設定
新ボディカラーはセージグリーンメタリック、フィヨルドブルーメタリック、シルバードーンメタリック、ブライトダスクメタリックを設定（一部モデルを除く）。