プジョー・シトロエン・ジャポンは2017年9月25日、4640mmの全長のなかに3列7席の空間を実現したプレミアムモデル、NEW SUV PEUGEOT 5008を発表し、全国の正規プジョーディーラーネットワークより販売を開始した。
この新型5008は３月に発表された3008と同じく、コンセプトやデザインを先代から一新し、プレミアムSUVとして生まれ変わっている。プラットホームには3008と同じEMP2を採用していて、グレードは1.6L直4ガソリンターボのPEUGEOT 5008 Allure、2.0L直4ディーゼルターボのPEUGEOT 5008 GT BlueHDiの2車種。税込車両本体価格はそれぞれ404万円、454万円となっている。
PEUGEOT 5008のボディサイズは全長4640×全幅1840mm（GTは1860mm）×全高1650mm、ホイールベースは2840mmで、全幅・全高はPEUGEOT 3008と同等レベルとなっているが、3008よりも+165mmとなるホイールベースと、+190mmとなる全長が特徴。フロントオーバーハングからフロントドアまではPEUGEOT 3008と共通であるため、このボディ拡大は2列目シートからラゲッジルームの広さを物語るものといえる。2列目シートは独立3座でそれぞれ15cmの前後スライドと5段階のリクライニングが可能。荷室容量は5名乗車時では762L（VDA法）を実現していて、2列目シートを畳んだ2名乗車では1862Lという広大な積載容量を得られる。またパッセンジャーシートバックまでを倒すと、約3.2mの長尺物の積載も可能。3列目の2座は取り外すこともでき、その場合には両側合計で約38Lの床下収納が現われる。
パワートレインは3008と共通で、121kW（165ps）／240Nmの1.6L直4ガソリンターボと、133kw（180ps）／400Nmの2.0L直4ディーゼルターボを搭載。車両重量は1550kg〜1690kgとのことなので、実用上十分な出力といえるはずだ。またトランスミッションは6速オートマチック（EAT6）で、駆動輪は前輪。GTグレードには5つのモードによって路面状況に対して最適なトラクション制御を行なう「アドバンスグリップコントロール」を搭載している。安全面ではアクティブセーフティブレーキ、アクティブクルーズコントロール、レーンキープアシスト、アクティブブラインドスポットモニターシステム、スピードリミットインフォメーション、インテリジェントハイビームなどを装備。電動テールゲートをキックアクションで開閉できるハンズフリーシステムも装備されている。インテリアはアルカンタラ&テップレザーが標準となり、オプションとしてレザーパッケージ(パノラミックサンルーフ込み50万円)の選択も可能。こちらにアップグレードすると運転席メモリー付き電動調整シートやマルチポイントランバーサポート、前席シートヒーターが装備される。
