メルセデス・ベンツ日本（MBJ）は2017年10月25日、「メルセデスAMG GT」および「メルセデスAMG GTS」を一部改良し、全国の正規販売店ネットワークを通じて発売を開始した。今回の改良ではフロントグリルの変更、エンジン出力の向上、標準装備やオプション設定の充実などが主なトピックとなる。
まずは両グレードともに今回、フロントに「AMGパナメリカーナグリル」を採用した。これは1952年に開催された伝説的なレース「カレラ・パナメリカーナ・メヒコ」で優勝を飾った300SLのレーシングカーを彷彿とさせるグリルで、AMG GTのスポーティな個性をより際立たせている。
次に特筆すべきはドライビングパフォーマンスの向上だ。メルセデスAMG社が本モデル用に開発した4.0LのV8直噴ターボエンジンの出力とトルクを向上。AMG GTは最高出力が350kW/476ps（従来比+10kW/14ps）、最大トルク630Nm(従来比+30Nm)に威力を増大。さらにAMG GTSは最高出力384kW/522ps（従来比+9kW/12ps）、最大トルク670Nm(従来比+20Nm)にまで、動力性能を高めている。
最後に装備類の充実についても紹介しよう。AMG GTSについては、AMGリア・アクスルステアリング、レザーDINAMICAルーフライナー（写真参照）、AMGイルミネーテッドステップカバー、AMGエクステリアナイトパッケージを新たに標準装備。エクシテリアについいては、AMGエクステリアクロームパッケージとAMGエクステリアカーボンパッケージをオプション設定。さらに19または20インチのオプションホイールも追加で設定。フルレザーパッケージを含むインテリアのオプションパッケージや、インテリアカラー（写真参照）についても豊富な選択肢を用意している。
「メルセデスAMG GT」および「メルセデスAMG GTS」の価格などについては以下を参照。
