BMWジャパンは2025年3月5日、プレミアム・スモール・コンパクトの4ドアクーペ「2シリーズ グランクーペ」がフルモデルチェンジをし発売した。デリバリーは3月以降の予定となっている。

2代目モデルへと進化した新型BMW 2シリーズ グランクーペのM Sportは、象徴的なキドニーグリルに斜めのデザインを取り入れ、立体的なプレスラインを採用することで、よりスポーティな印象に生まれ変わっている。

ボディサイズは、全長4550mm、全幅1800mm、全高1435mm、ホイールベース2670mmで、C+セグメント・サイズとなっている。

220グランクーペは、最高出力115kW(156ps)/5000rpm、最大トルク240Nm/1500-4400rpmを発揮する高効率な1.5L直列3気筒BMWツインパワー・ターボエンジンを搭載。また220dグランクーペは、最高出力110kW(150ps)/4000rpm、最大トルク360Nm/1500-2500rpmを発揮する高効率な2.0L直列4気筒BMWツインパワー・ターボ・ディーゼルエンジンを搭載している。
いずれも7速DCT、48Vマイルドハイブリッド・システムを組み合わせることで、220はシステム・トータル最高出力125kW(170ps)、最大トルク280Nm、220dはシステム・トータル最高出力120kW(163ps)、最大トルク400Nmを実現している。また、アダプティブMサスペンションの搭載により、快適性と操舵性を大幅に向上している。

M235 xDriveグランクーペは、BMW M社が開発するMパフォーマンス・モデルだ。最高出力221kW(300ps)/5750rpm、最大トルク400Nm/2000-4500rpmを発揮する、
高効率な2.0L直列4気筒BMWツインパワー・ターボエンジンに、左のパドルを1秒間引くことで、すべてのパワートレインとシャシー・システムを最もスポーティな設定に切り替えられる「Mスポーツ・ブースト機能付き7速DCT」、「4輪駆動システム=xDrive」、フロント・アクスルに組み込まれた「機械式リミテッド・スリップ・デファレンシャル」、「アダプティブMサスペンション」、「Mスポーツ・ブレーキ(レッド・ハイグロス・キャリパー)」などを組み合わせることで、ダイナミックな走りを実現している。

また、上級モデルとなるM3、M4で採用されている「Mコンパウンド・ブレーキ(グレー・ハイグロス・キャリパー)」を、オプション装備することも可能だ。
フロントデザインは、環状のシグネチャーを2回繰り返すツイン・サーキュラーを進化させ、よりシャープかつスポーティなデザインのアダプティブLEDヘッドライトを装備。リヤは、ワイドで力強さを強調する水平方向のキャラクターライン、立体的で力強いイメージのLEDリヤコンビネーション・ライト、スポーティさを印象付けるリヤ・ディフューザーが特長だ。またリヤゲートに取り付けられているモデル・バッチは、「2」をより大きくすることで、2シリーズ・グランクーペであることを強調している。

インテリアは、メーターパネルとコントロール・ディスプレイを一体化させ大型化し、運転席側に傾けることで視認性を高め、タッチ操作による操作性を高めたBMWカーブド・ディスプレイを採用。

さらに、シフトレバーを廃止し、センターアームレストに操作系を全て納めることで、モダンな印象を高めている。また、センター・コンソールにワイヤレス充電規格のQi対応機器を置くことで、利便性も高めている。リヤは、大人3名が座れる空間を確保し、40:20:40分割可倒シートの採用により、ラゲッジ・スペースを有効活用することができる。

また、BMWオペレーティング・システム9が搭載されており、運転席側に機能アイコンを縦に並べて再設計されたホーム画面を備えている。クイックセレクト機能により、サブメニューに切り替えることなく機能に直接アクセスできるため、メニュー構造が大幅に改良され、操作性が向上している。

新しいBMW iDriveは、BMWカーブド・ディスプレイおよびBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントとも組み合わされ、一貫してタッチディスプレイと言語で操作できるように設計されている。また、好みのアプリをダウンロードすることが可能となり、スマートフォン同様に、BMWカーブド・ディスプレイ上で、操作することができる。
装備では、先進安全機能ドライビング・アシスト、BMWコネクテッド・ドライブ、会話により操作、情報へのアクセスが可能となるインテリジェント・パーソナル・アシスタント、Amazonアレクサなどがフル装備されている。
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