【BMW】7シリーズにノイエクラッセ技術を投入したビッグマイナーチェンジモデルを発表

BMWジャパンは2026年4月23日、フラッグシップ・サルーン「7」シリーズ、EVバージョンの「i7」の大幅改良モデルを発表した。

現行の「7」シリーズは2022年にデビューしているが、今回は大幅な改良が行なわれ、北京モーターショー、ニューヨーク、東京で同時発表された。

今回は通常のマイナーチェンジではなく、BMWの次世代モデル「ノイエクラッセ」の技術を取り入れた大掛かりな改良が行なわれている。

エクステリアはBMWのラグジュアリーセグメントにおける新たなデザイン言語を取り入れている。装飾的な要素を抑えたミニマルでありながら一体感のあるデザインを指向。一方でフロントマスクは輪郭が光るキドニーグリルと細目のヘッドランプを継続採用。強烈な存在感を主張している。

リヤは新型「iX3」や「i3」などノイエクラッセシリーズに通じる横長の大型テールランプを採用。またライティング演出として、乗降時に点灯する「ウェルカム&グッバイシーケンス」や「ダイナミックライトカーペット」などを採用。ホイールは、オプションとして初めて22インチの大径ホイールも設定されている。

ボディカラーの選択肢も拡大され、メタリックカラーとフローズンカラーの組み合わせも可能となる、ブランド初の「BMWインディビデュアル・デュアルフィニッシュ」を採用。500以上のカラーなど、バリエーションから、好みのカラーリングを選択できるようになっている。

2027年に追加予定の動力性能を高めた3車種の「BMW Mパフォーマンスモデル」は、大型エアカーテンや暗色調のライト、専用のMバッジなどを採用することで、スポーティであることを強調している。

また、VIPのために世界トップレベルの装甲・耐爆性能を備えた「プロテクション特別防護仕様」モデルも開発され、ラインアップに追加される。

インテリアは、インスツルメントパネルのインターフェイスに、「BMWパノラミックiDrive」と呼ばれるノイエクラッセ・シリーズの設計・デザインを採用。車両OSには最新の「BMWオペレーティングシステムX」を採用しており、フロントガラス下部の全体に情報を投影する「BMWパノラミックビジョン」を7シリーズとして初装備。助手席側は専用のディスプレイ(14.6インチ)を標準装備している。

インフォテイメントは、Amazon AlexaとAIテクノロジーを融合させた「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントにより、ナビゲーション、スマートフォン連携、会話形アシスタンスなどがレベルアップされている。

リヤ席の天井には改良された8Kの解像度を持つ31.3インチの「BMWシアタースクリーン」を設定。新たにカメラを追加することでリヤ席でのビデオ会議なども可能としている。

オーディオは、最大で36個のスピーカーが組み合わせられる「バウアーズ&ウィルキンス製サウンドシステム」を装備し4DオーディオとDolby Atmosに対応している。

インテリアのカラー、トリム素材も刷新され、ナッパレザー、クリスタルガラス、ウッド、金属などの多様な高級素材の組み合わせにより、約700通りのカスタマイズが可能だ。

パワートレインも改良され、EVモデルの「i7 50 xDrive」、「i7 60 xDrive」、「i7 M70 xDrive」には、最新世代の円筒形セルを用いた容量112.5kWhの新開発バッテリーを搭載。WLTPモードで航続距離は700kmに達する。充電性能も向上しており、最大出力250kWの超急速充電に対応。10%から80%まで28分間で急速充電ができる。

直6エンジン搭載モデル

エンジン搭載モデルは、ディーゼルモデル「740d xDrive」は直6ディーゼルの最高出力を313psに出力アップ。48Vマイルドハイブリッドを搭載する直6ガソリンモデル「740 xDrive」を新設定している。

i7

さらに2027年には、V8ガソリンエンジンを搭載したMパフォーマンスモデルも追加されることになっている。またPHEVの「750e xDrive」、「M760e xDrive」は従来よりパワーアップされている。

PHEVモデル

先進運転支援システムは大幅に進化し、AIとドライバーの操作を融合させるという新コンセプトの「BMWシンバイオティックドライブ」を初採用している。システムとドライバーの入力をシームレスに統合することで、作動中のアシスタンス機能を解除することなく、ドライバーがステアリングやブレーキ操作をシームレスにオーバーライドすることができるようになった。

高速道路での運転支援機能は、ハンズフリー走行の上限速度を従来の約2倍となる130km/hまで高めるとともに、ドライバーの視線移動を作動許諾の合図とする、新しい自動車線変更機能を採用。さらに一般道走行時の運転支援機能としては、右左折時の優先権の判断、信号での制動と再発進、ラウンドアバウトの横断などをサポートする「シティーアシスタント」がオプションで設定されている。

なお、新「7」シリーズは、ドイツ国内では高速道路で60km/h以下の場合はレベル3自動運転がドイツ限定のオプション設定となっている。この場合はセンサーにLiDARが追加される。

この新型「7」、「i7」シリーズは7月からディンゴルフィング工場で生産が開始され、各国市場に順次投入される予定だ。

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