アウディジャパンは20年9月8日、2008年以後の「Audi connect(テレマティックス サービス)」非搭載車両に向けて、車両状態や駐車位置確認、燃費記録などの一部機能を利用可能とする「Audi connect plug and play(アウディコネクト プラグ&プレイ)」を設定し発売しました。
アウディは2013年からネットワークと車両を結ぶテレマティックサービス「Audi connect」を導入し、「SOSコール」など多くの通信サービス機能で顧客の安全を提供してきていますが、それ以前のモデルにもこのテレマティックス サービスが利用可能になったわけです。
Audi connect plug and playは、車載診断機能(OBDⅡ)からの情報を専用データプラグ(価格:6050円税込み)とBluetooth通信を介して、オーナーのスマートフォンに転送することで機能します。スマートフォンにはAudi connect plug and playのアプリがインストールされ、myAudiアカウントでログインして利用します。
Audi connect plug and playが扱うことのできる情報は、走行距離、車台番号、燃料レベル、整備タイミングといった基本的な車両情報から、起点・終点・距離などのドライブ情報や燃費、そしてそのドライブの統計情報、駐車情報などです。
燃費記録は、再給油を車両が検知すると、スマートフォンにポップアップ表示するなど利便性も考慮されており、統計情報では、エンジン回転数、スピード、ブレーキ、冷却水温度などを記録。ドライビングスタイルがどのように燃費に影響するかを判定することができます。
駐車情報では、エンジンオフにした瞬間の位置情報と時間が自動的に記録され、位置情報は他のアプリでシェア可能なので、待ち合わせやパーキングメーターの残り時間の確認などに便利です。
またアプリから日常的な点検予約を取るため販売店に簡単にコンタクトすることができ、万が一の事故や故障などの緊急事態には、ロードサイドアシスタンスや、アウディコミュニケーションセンターへの電話発信がボタンひとつで可能。警告灯や制御灯について説明や具体的なヒントも知ることができます。
さらにゲーム的な要素として「マイチャレンジ」があり、これは効率的な運転や正規代理店訪問、アプリの利用状況に応じてポイントが加算され、ステージが上がっいくようになっています。
このAudi connect plug and playの対象車両は、2008年以降のAudi connect非搭載車両、Audi connect搭載車でmyCarManager機能を持たない車両です。専用データプラグの価格もリーズナブルで画期的な顧客サービスということができます。
Audi connect plug and play専用WEBサイト:https://www.audi.co.jp/jp/web/ja/brand/technology/infotainment/connect/plugandplay.html