横浜ゴムは2024年8月28日、ダイハツの軽オープンスポーツカー「コペン」向けに設計したエアロダイナミクスフィンタイヤ「ADVAN A50」を、ダイハツ専売の一般市販用商品として全国のダイハツディーラーで9月から発売すると発表した。
横浜ゴムがフィンタイヤを発売するのは「ADVAN A50」が初となる。発売サイズは「165/50R16 75V」の1サイズで、価格はオープンプライス。
横浜ゴムは10年以上にわたり、走行中のタイヤ周辺の空気の流れをコントロールし、操縦安定性や燃費、静粛性などクルマの様々な性能向上に貢献するエアロダイナミクス・テクノロジーを研究してきている。2011年にはタイヤサイドに小さな凹みを施した「ディンプルデザイン」を採用した「ブルーアース-1 AAA spec」を発売。
さらに2012年にはタイヤサイドにフィン状突起を配置した「フィンタイヤ」を発表した。それ以来、空力効率を高めるタイヤの新たなデザインパーツとして、ディンプルやフィンの最適な形状や配置を研究し続け、初となるエアロダイナミクスフィンタイヤの発売に至ったのだ。
「ADVAN A50」は、本格的オープンスポーツカーであるコペンの走行性能に相応しい操縦安定性を実現するため、タイヤのアウトサイドに12枚のフィンをVの字に配置している。
フィンがタイヤ付近の気流をコントロールしてスムーズな空気の流れを生み出し、操縦安定性の向上に寄与する。さらにフィンを備えた唯一無二の特徴的なサイドデザインがコペンのユニークな外観をより引き立てる役割も果たす。
トレッドパターンは高い操縦安定性と快適性を両立する左右非対称パターンを採用。国内タイヤラベリング制度では転がり抵抗性能「A」、ウェットグリップ性能「b」を獲得、さらに低車外音タイヤの基準を満たしている。