2017年4月28日、デンソーと東芝は、IoTを活用したモノづくり、高度運転支援システム、自動運転などの分野での協業関係の強化に向けた協議を開始したことを発表した。
デンソーと東芝の自動車分野での協業は2016年秋にも発表されているが、今回の発表でより協業の具体化、協業の加速が実現すると推測できる。
これまでも両社は、高度運転支援システム、自動運転の分野において、画像認識システム向けの人工知能技術を共同で開発してきた。また自動車用リチウムイオン電池パックや、自動車部品に使用されるECUのソフトウェア開発など、様々な分野で連携してきている。
今回発表された協業は、デンソーが自動車市場で培った技術力やモノづくり力と、東芝が持つ画像認識技術、IoT、人工知能技術、ソフトウェア開発技術を融合させることにより、自動車業界を取り巻くパラダイムシフトを勝ち抜くための競争力を強化するためのものとされている。