ブリヂストン サステナブルなグローバルモータースポーツ活動の強化を発表

ブリヂストンは2023年12月15日、「2023 年ブリヂストンモータースポーツ活動 60周年」の次のステージへ向け、「サステナブルなグローバルモータースポーツ活動」を発表した。

ブリヂストンは、モータースポーツ活動開始から60周年を迎えた2023年を機に、モータースポーツに懸ける情熱の再確認を行ない、今後はサステナビリティを中核に据え、活動を進化させる決意を“Passion to Turn the World(世界を変えていく情熱)”という新たなメッセージを打ち出し、サステナブルなグローバルモータースポーツ活動を強化して行く。

その象徴のひとつが12月9日に発表された2026-2027シーズンからのフォーミュラEへのタイヤ供給である。

このメッセージは、ブリヂストンがモータースポーツを通じて、レースを楽しみ、勝つことにこだわり、「極限へ挑戦」し、イノベーションを加速させていく情熱、さらに、仲間と共に、持続的なモビリティ社会を支えていくという情熱を表現している。

これまで、ブリヂストンは、モータースポーツをタイヤメーカーとしての「原点」と位置づけ、60年のモータースポーツ活動の中で、全ての瞬間においてエクセレンスを追求する情熱、技術力、モノづくり力、ブランド力、人財育成を磨き上げてきており、現在のプレミアムタイヤビジネスの基盤ともなっている。

今後は、サステナブルなグローバルモータースポーツ活動を通じて、レースを「走る実験室」として、極限の条件で技術を磨き、“From Circuit to Street”のコンセプトの下、市販用タイヤ開発の次のステージへ繋げ、進化させていくとしている。

次のステージへ進化させていく中核は、「EV 時代の新たなプレミアム」商品設計基盤技術「ENLITEN(エンライテン)」だ。ENLITEN技術は、タイヤへのニーズを実現するだけでなく、顧客、モビリティの特性に合わせて性能にエッジを効かせ、新たな価値を提供する「究極のカスタマイズ」を実現することを意味している。

モータースポーツタイヤにおいて、レース条件、クルマ、ドライバーの最高のパフォーマンスを支える性能へのカスタマイズを繰り返すことにより、ENLITEN技術の進化をより早く実現し、その技術を市販用タイヤへ反映していく。

またブリヂストンはサステナブルなグローバルモータースポーツ活動を通じて、原材料調達からリサイクルまで、タイヤを「創る」、「使う」、原材料に「戻す」というバリューチェーン全体のサステナビリティをいち早く推進していく。

モータースポーツタイヤにおいて、再生資源・再生可能資源比率を 65%以上とすることへ挑戦し、100%再生可能エネルギーを活用した生産、カーボンニュートラルなタイヤ輸送を実現。また、タイヤのケミカルリサイクルへも挑戦していくとしている。

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