ブリヂストン 「フィスカー・オーシャン」EV向けの専用タイヤを開発・供給

ブリヂストンのヨーロッパ・グループ会社「ブリヂストン・ヨーロッパNVSA」は、アメリカのベンチャー自動車メーカー「Fisker Automotive(フィスカー)」社と、同社の電動SUV「フィスカー・オーシャン)」向けのタイヤを開発・納入するパートナー契約を締結したと発表しました。

フィスカー社は世界一サステナブルな自動車メーカーを目指し、No.1のe-モビリティを目指しています。

「フィスカー・オーシャン」は、リサイクル材料や植物由来のインテリアなどサステナブルな素材が使われていることが特長の電動SUVです。この「フィスカー・オーシャン」には、環境性能と運動性能を両立するブリヂストンの革新的なタイヤ技術「ENLITEN(エンライトン)」技術を搭載した特別仕様のタイヤ「ポテンザ・スポーツ」が新車装着され、ヨーロッパで2023年に発売される予定とされています。

今回のフィスカー社とのパートナー契約は、世界一サステナブルな自動車の提供を通じて、次世代のモビリティへの貢献を目指すフィスカー社と、「サステナビリティビジネス構想」に基づきバリューチェーン全体でサステナブルな社会の実現に取り組む、ブリヂストングループが未来のモビリティ社会における新たな社会価値・顧客価値の共創を目指して締結したものです。

またブリヂストン・グループにとって、フィスカー社とのパートナー契約は、その中期事業計画(2021-2023)において、EV化の加速などサステナビリティ、モビリティの進化を見据えた高付加価値商品・ソリューションの拡大・強化に向けた重要なパートナーシップとされています。

ブリヂストン・ヨーロッパNVSAは、「フィスカー・オーシャン」に新車装着されるタイヤとして、ブリヂストンの高性能スポーツタイヤ「ポテンザ・スポーツ」に、低転がり抵抗、耐摩耗性など環境性能と運動性能を両立する革新的なタイヤ技術「ENLITEN」を初めて搭載した特別仕様タイヤを供給することになります。

従来はトレードオフの関係にある運動性能やタイヤライフとの両立を可能にするタイヤ技術で、これによりEVの航続距離の最大化に貢献します。

なおブリドストン・グループの「ポテンザ・スポーツ」の開発拠点(イタリア)や生産拠点(ポーランド)を含む欧州の全事業拠点で使用電力の100%再生可能エネルギー化を達成し、バリューチェーン全体で「サステナビリティビジネス構想」の実現に取り組んでいます。

そして加速するEV化へ向けた取り組みとして、ヨーロッパではタイヤを販売する小売店舗でのEV向けサービスの提供、EV向けに特化したモビリティソリューションの開発・提供なども推進しているとしています。

フィスカー・オートモーティブ 公式サイト

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