2015年9月25～27日、FIA世界ツーリングカー選手権（WTCC）は、第10戦となる中国・上海でレースが開催され、シトロエンはレース1でホセ・マリア・ロペスがポールポジションからトップを独走し今季8勝目を挙げた。
レース2はイヴァン・ミューラーが中盤にトップに立ち優勝。シトロエンはこの連勝によって、シリーズ2戦を残し、2年連続のマニュファクチャラーズチャンピオンの座を確定した。
サーキット施設の修復作業により日曜日朝に延期された予選で、シトロエンの4台は上位5台で行なわれるQ3に全車が進出。ポールポジションにロペスが、2番手に地元の声援を受けるマー・チンホワが入った。
午後に行なわれたレース1では、スタート早々にシトロエンは1-2-3態勢を築いた。トップのロペス、2番手のミューラー、3番手のセバスチャン・ローブは、安定したペースでレースを支配し、途中セーフティカーが導入されるなど、混乱のレースだったが表彰台を独占した。ロペスは今季8勝目を挙げた。
リバースグリッドで行なわれるレース2では、6番手スタートのミューラー、7番手スタートのローブ、8番手スタートのロペスが、スタートとともに躍進。1周目には2番手ミューラー、3番手ロペス、4番手ローブとなった。
そして9周目、トップの隙をつきミューラーが先頭に立つ。ロペスも2番手を狙い果敢に攻め続け0.025秒差まで追い詰めたが、3位に終わった。シトロエンはレース1、レース2の連勝と、上位を占める活躍により、今季10戦目にして2年連続のシリーズタイトルを確定させた。
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