トヨタ ル・マン24時間レースの会場で、液体水素燃料のレーシングカー「GR LH2 Racing Concept」を披露

トヨタGAZOOレーシングは2025年6月11日、液体水素(LH2)を燃料とするコンセプト・テストカー「GR LH2 Racing Concept」を発表し、ル・マン24時間レースが開催されるフランスのサルト・サーキット内にあるフランス西部自動車クラブ(Automobile Club de l’Ouest : ACO)が設置するH2ビレッジに展示している。

トヨタは、2022年に水素ガス燃焼式のGRヤリスH2で、FIA世界ラリー選手権(WRC)のイプルーラリーでデモンストレーション走行を行なっている。2023年には、水素エンジンカローラがル・マンの舞台でデモンストレーション走行を行ない、将来的に導入される可能性のある水素カテゴリーを想定し、水素エンジンを搭載したコンセプトカー「GR H2 Racing Concept」も発表していた。

そして、このコンセプトカーをさらに発展させ、液体水素を燃料とするGR LH2 Racing Conceptを今回、新たに披露した。このテストカーは、現在FIA世界耐久選手権(WEC)に参戦しているGR010 HYBRIDをベースに開発。GR LH2 Racing Conceptは、今後の実走テストを通し、さまざまな可能性を検討していくことになる。

「GR LH2 Racing Concept」のカラーリングは「未来」を象徴し、パワートレインは水素エンジン+ハイブリッドで、水素エンジンの燃料として液体水素を搭載。ボディ諸元は、全長5100mm、全幅2050mmと発表されている。

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