ダイハツは2023年11月2日、トール、ブーン、OEMモデルのトヨタ ルーミー、パッソ、スバル ジャスティなど6車種の燃料ポンプに不具合があるとしてリコールを届け出た。
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なおこの燃料ポンプの不具合によるリコールは2021年、2023年5月にも実施されているが、検証を進めた結果、対象拡大の必要性が判明したため新たに届出されている。
このリコールは市場からの356件の報告により実施されている。不具合の内容は、燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)の成形条件が不適切であったため、使用する過程で樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがある、というもの。
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そのため、インペラがポンプケースと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがある。
対策は該当車両の燃料ポンプを対策品と交換することになる。
該当車両は、2018年4月〜2019年5月の間に生産された、トール、ブーン、トヨタのルーミー/タンク、パッソ、スバルのジャスティの6車種で、合計26万9280台となっている。なお、これ以外にすでに不具合を生じて補修部品と交換した車両も存在するが、その補修部品の燃料ポンプもリコールの対象になっている。
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