スズキ株式会社は、2018年9月4日、持分法適用会社である重慶長安鈴木汽車有限公司（以下、長安鈴木）のスズキ保有の全持分（50％分）を重慶長安汽車股份コフン有限公司（以下、長安汽車）に譲渡することで合意したことを発表した。
スズキと長安汽車は、長安鈴木の将来発展に向けた協議を行い、その結果、下記の通り合意した。
・スズキは長安鈴木の全持分を長安汽車に譲渡し、長安鈴木は長安汽車の100％子会社として経営を継続する。
・同時にスズキから派遣していた総経理は辞任する。
・ただし、スズキは長安鈴木に対し、スズキモデルの生産・販売のライセンスを継続する。
今後、中国における法的手続きを行い、その完了を以って持分譲渡は完了する。
なお、今回の譲渡が今期の当社業績に与える影響はほとんどない、としている。
スズキ会長の鈴木修は、
「約25年前にアルトを投入し、中国市場の開拓に努力してきたが、中国市場が大型車の市場に変化してきたこともあり、今般、全持分を長安汽車に譲渡することとしました。」
とコメントしている。
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