ルノー・日産アライアンスと東風汽車集団股份有限公司は2017年8月29日、中国で電気自動車の共同開発を行う新たな合弁会社を設立することで合意した。
新しい合弁会社eGT New Energy Automotive Co., Ltd.(eGT)は、ルノー・日産アライアンスと東風のコア・コンピタンスを活かし、ルノー・日産アライアンスの電気自動車領域におけるリーダーシップと、新エネルギー産業における東風のリソースを最大限に活用することを目的とした、ルノーおよび日産がそれぞれ株式の25%を、東風が残りの50%を所有する合弁会社。拠点は中国中央部の湖北省十堰市におき、eGTの新しいEVは、ルノー・日産アライアンスのAセグメントのSUVプラットフォームをベースにアライアンスと東風が共同で開発。十堰に位置する東風の工場(年間生産能力12万台)で生産される。生産開始は2019年を予定している。
ルノー・日産アライアンスの会長兼CEO カルロス ゴーン氏
「東風との新しい合弁会社の設立は、中国市場向けに競争力ある電気自動車を開発するという私たちの共通のコミットメントを示しています。私たちは、中国のお客さまの期待に応え、電気自動車におけるグローバルリーダーシップを強化できると確信しています」
東風汽車集団 董事長 竺延風氏
「本プロジェクトは、東風、ルノー、日産の『ゴールデン・トライアングル』が革新的なビジネスモデルで中国市場向けの電気自動車を開発するという共通の取り組みの成果です。私たちは、クルマが軽量化、電動化、インテリジェント化され、相互につながり、共有されるようになってきている中国の市場トレンドの変化に対応していきます。また、これは、東風、ルノーおよび日産の戦略的協力関係の深化および強化の証でもあります」