三菱自動車は2018年8月7日、インドネシア共和国の乗用車生産拠点であるミツビシ・モータース・クラマ・ユダ・インドネシアで生産する次世代クロスオーバーMPV「エクスパンダー」の生産を拡大することを発表した。
2018年4月に輸出を開始したエクスパンダーは、2018年度に約10万台を生産する計画としていたが、各国から計画を上回る受注・要望を受け、20%増の約12万台に増産することとした。
エクスパンダーは昨年8月に受注を開始して以来、インドネシアのユーザーに評価され、2018年6月末までのインドネシア国内の受注台数は8万台以上となっている。2018年3月にはインドネシアの販売台数ランキングで1位となった他、自動車専門紙OTOMOTIF社からカー・オブ・ザ・イヤー2018を受賞している。
※参考記事:三菱「エクスパンダー」がインドネシアでカー・オブ・ザ・イヤーを受賞
インドネシア・ブカシ工場では、インドネシア国内需要拡大と輸出開始に伴い、溶接や組立工程などの投資を行い、2018年7月よりエクスパンダーの生産台数を月1万台に増産したが、更なる生産能力向上を図る。また、インドネシア国内市場の需要を満たすとともに、輸出拡大による今後の更なる需要増に向け、2019年度におけるエクスパンダーの生産台数を15万台に目指すための生産能力向上を継続して行う計画だ。
※参考記事:三菱 インドネシアから「エクスパンダー」の輸出開始
三菱自動車の益子修CEOは、
「インドネシアやASEAN市場のお客様に『エクスパンダー』が受け入れられていることを大変嬉しく思います。より多くのお客様にいち早く『エクスパンダー』をお届けできるよう、今後も尽力してまいります」
と述べている。