トヨタ自動車は、2017年4月のトヨタ、ダイハツ工業及び日野自動車の生産、国内販売、輸出の実績を発表した。
■国内生産
4月のトピックは、国内生産に関して、トヨタは25万台（前年同月比124.6％）と、2ヶ月振りに前年同月実績を上回った。ダイハツは7.5万台（前年同月比159.9％）と、12ヶ月連続で前年同月実績を上回った。日野は1万3200台（前年同月比120.3％）と、3ヶ月連続で前年同月実績を上回った。合計は33.8万台（前年同月比130.8％）。2ヶ月振りに前年同月実績を上回っている。
■国内販売
国内販売では、トヨタは11.5万台（前年同月比100.5％）と、6ヶ月連続で前年同月実績を上回った。そのうち、レクサスブランド車の販売は3050台（前年同月比67.6％）。軽自動車の販売は2370台（前年同月比128.5％）となり、除軽市場におけるシェアは50.3％（前年同月差−2.7ポイント）となった。なお、含軽市場におけるシェアは32.5％（前年同月差−2.8ポイント）である。
ダイハツは4.67万台（前年同月比123.7％）と、5ヶ月振りに前年同月実績を上回った。そのうち、軽自動車の販売は4.45万台（前年同月比120.1％）と、6ヶ月振りに前年同月実績を上回り、軽市場におけるシェアは34.1％（前年同月差＋1.0ポイント）であった。
日野は3200台（前年同月比85.6％）と、6ヶ月振りに前年同月実績を下回った。そのうち、普通トラックの販売は1500台（前年同月比76.3％）と、6ヶ月振りに前年同月実績を下回った。輸入車を除く最大積載量4t以上のトラックの市場である普通トラック市場に占めるシェアは31.7％（前年同月差−7.0ポイント）であった。
合計は16.5万台（前年同月比105.7％）。6ヶ月連続で前年同月実績を上回り、含軽市場におけるシェアは、46.5％（前年同月差−1.5ポイント）であった。
■輸出実績
輸出については、トヨタは北米・欧州・アジア・オセアニア・中近東・アフリカに向けた輸出が増加し、14.6万台（前年同月比115.3％）と、2ヶ月振りに前年同月実績を上回った。ダイハツは輸出が1台であった。日野は北米、オセアニア、中近東、アフリカに向けた輸出が減少し、6300台（前年同月比95.1％）と、前年同月実績を下回った。合計は15.2万台（前年同月比114.3％）で、2ヶ月振りに前年同月実績を上回った。
■海外生産実績
海外生産は、トヨタは北米・アジア・オーストラリア・アフリカで減少し、44.8万台（前年同月比95.7％）と、4ヶ月振りに前年同月実績を下回っている。ダイハツはインドネシアで増加し、3万台（前年同月比124.1％）と、12ヶ月連続で前年同月実績を上回った。日野はアジアで増加し、3100台（前年同月比110.8％）と、13ヶ月連続で前年同月実績を上回った。合計は48.1万台（前年同月比97.1％）と、6ヶ月振りに前年同月実績を下回った。
