ホンダは、中国、上海で2017年4月19日から開催されている2017年上海モーターショーにおいて、新型SUV「CR-V ハイブリッド」を世界初公開した。
CR-V ハイブリッドは、2モーターハイブリッドシステム「スポーツ ハイブリッド i-MMD」を搭載。力強い走行性能と優れた環境性能を両立しているのが最大の特徴となっている。さらに、先進の安全運転支援システム「ホンダ センシング」をはじめ、充実した装備も採用する。
中国での発売は2017年後半を予定。販売は東風本田汽車有限公司にて行なわれる。
ホンダはこのCR-V ハイブリッドをはじめ、今後も電動化に向けた商品の投入を加速させ、2018年には中国専用モデルとなる新型電気自動車の発売も予定している。
また、ホンダブースでは、人工知能(AI)を搭載したEVコミューターのコンセプトカー「ホンダ NeuV(ニューヴィー)」を中国で初めて公開しているほか、2017年後半に発売を予定している1.5Lターボエンジンを搭載した「CR-V」(販売元:東風ホンダ)や、3月に発売した大型SUV「UR-V」(販売元:東風ホンダ)、1.5L ターボエンジン搭載の「アヴァンシア240ターボ」(販売元:広汽本田汽車有限公司 総経理:佐藤利彦)などを出展している。
中国でのこうした出展について、本田技研工業株式会社代表取締役社長社長執行役員の八郷隆弘氏は、「ホンダは、2030年をめどに四輪車のグローバル販売台数の3分の2を電動車両に置き換えることを目指し、電動化技術の開発をさらにスピーディーに進めていきます。ダイナミックに変化する中国市場では、グローバルと中国の開発力を最大限に活用し、電動化や知能化といった新技術を積極的に導入していきます」とコメント。
また本田技研工業（中国）投資有限公司総経理の水野泰秀氏は、「中国では排出ガスのクリーン化、燃費の向上、そして電動化の3つの領域すべてにおいて世界最高レベルの達成を求められています。ホンダの独創的な技術でより早く、高いレベルでこれらを達成すべく、2018年、中国専用の新型電気自動車の発売を決定しました。本日、公開したCR-V ハイブリッドをはじめ、今後も中国のニーズに対応し、電動化をスピーディーに進めていきます」と述べている。
