ホンダ「クラリティ フューエル セル」が2016〜2017 日本自動車殿堂カーテクノロジーオブザイヤーを受賞

ホンダが2016年3月に発売した燃料電池車「クラリティ フューエル セル」が、特定非営利活動法人 日本自動車殿堂が主催する「2016〜2017 日本自動車殿堂カーテクノロジーオブザイヤー」を受賞した。

今回の授賞理由は次の3点が挙げられている。まず燃料電池パワートレーンが小型化されている点。燃料電池スタックとモーターを一体化してボンネットの中に収めたのは世界初で、これにより大きな水素タンクを必要とする燃料電池車でありながらも、広い室内空間を確保できることなどが評価された。

第2に挙げられたのは、一回の水素充填で750kmの走行距離を実現した点だ。十分な航続距離を実現することで、モーターを動力とするクルマでも十分な実用性を確保することが可能になった。

そして第3の理由となったのが、外部給電器による利便性の高さ。トランクに搭載可能な「パワーエクスポーター9000」という可搬型外部給電気は、クラリティ フューエル セルの電気を家庭用電源に変換することができる。

変換した電力は一般家庭での使用ならばおよそ7日分。また合計最大9.0kVAの出力があるため、非常時には医療機器への電力供給も可能で、避難所などの比較的規模の大きな施設でも利用が可能だ。

CO2フリーな移動手段であるだけでなく、社会貢献度の高さも期待できる技術である点が、今回の受賞につながった。

編:環境車の決定打がない現在、こうしたFCVが進化することはより実用域に近づいているが、インフラ問題は一向に解決していないため、一般的には特殊車両という認識になる。ホンダのFCVは水素充填に伴う水素圧縮に電力を使わないという点も素晴らしい発明であり、有識者の間ではこのポイントを高く評価している。

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