テスラ本社は2020年4月30日に、「モデルS」、「モデルX」のパフォーマンスに関わるソフトウエアを無料アップデートすると発表しました。
アップデート概要
テスラの各モデルのソフトウエアは、すべて通信でデータを自動的にアップデートするシステムになっています。パフォーマンスを向上させるための有料アップデートと、仕様改良のための無料アップデートの2種類があり、今回は加速性能を向上させるソフトウエアにも関わらず無料のアップデートとなっています。
今回は「モデルS」、「モデルX」の2車種が対象で、改良点はバッテリーの温度制御の改善やより簡単に急加速できるローンチ モードの設定変更、そして0-100km/h加速タイムの向上の3点です。
ローンチ モードは、従来のディスプレイパネルでの選択方式から、アクセル・ペダルを大きく踏み込むことでローンチ モードになるシンプルな方式になり、同時にこのモードではアダプティブ エア サスペンションのフロント側が自動的に車高を下げた姿勢に切り替わります。
そして0-100km/hの加速性能は、「モデルS」は2.5秒、「モデルX」は2.8秒、0-400m加速では「モデルS」は10.4秒、「モデルX」は11秒と、スーパーカーを上回るすさまじいダッシュ力を発揮するということです。
なお、このアップデートの日本市場での実施時期は現時点では未定となっていますが、近々実施されると思われます。