アウディ EVは自宅で充電ではなく、都市部で充電するというコンセプトが正しい

アウディ本社は2023年6月15日、オーストリア・ザルツブルグにプレミアム急速充電ステーションである「アウディ チャージング ハブ」をオープンした。アウディとしては、ドイツのニュルンベルク、ベルリン、チューリッヒに続き、世界で4番目となる。

「アウディ チャージング ハブ」は、中電圧送電網への接続を必要としない点が、他の多くの急速充電ステーションとは異なっている。つまり追加のインフラ整備を必要としないため、従来の急速充電ステーションと一線を画しているのだ。

どういう仕組みかと言うと、この充電ステーションは、アウディe-tronの開発車両から取り外した、使用済み再生リチウムイオンバッテリーを収めた、モジュール式コンテナ「チャージングキューブ」をベースに構築されているからだ。

このアウディが独自に開発した高度なダイナミック・ロードコントロール(電力の動的負荷管理システム)は、設置場所を選定する際、現地の電力需要を事前に調査し、最適な稼動を可能にしているのだ。そのため既存の電力インフラを効率的に利用することができるのだ。

こうした設計により、地域の送電網に対する負荷は軽減され、複雑で高価なインフラ整備が必要ないのだ。

ザルツブルクの「アウディ チャージング ハブ」には、蓄電装置を備えた4つの充電ポイントがあり、最大出力320kWで車両を充電できる。充電ステーションがフル稼働し、4つの充電ポイントすべてを同時に使用した場合でも、各充電ポイントは常に320kWの出力が供給可能となっている。

またこの「アウディ チャージング ハブ」は、すべての人々が利用できるように、バリアフリーを重視している。広々とした敷地により、車椅子ユーザーが車両のドアを開けて、敷地内を移動する場合でも、十分なスペースが確保されているのだ。

そして決済用端末は、車両がプラグ&チャージ機能に対応している場合、車両および充電ポイントの間で支払い情報が直接通信されるため、現金による支払いや確認作業は不要になる。

さらに、充電ケーブルは革新的な回転アームに取り付けられているため、充電プラグを車両の任意の位置に簡単に移動でき、どの電気自動車でも、ユーザーは充電ポートに簡単にアクセスできるようになっている。

この新しい充電施設は、メーカーを問わずCCS(ヨーロッパ規格の急速充電システム)充電ポートを備えた電気自動車であれば充電が可能だ。

初めて「アウディ チャージング ハブ」が設置されたニュルンベルクでは、1日あたり最大62回、1日平均36回の充電が行なわれており、利用者の約半数が、アウディの電動モデルでこの場所を訪れている。

 「アウディ チャージング ハブ」プロジェクト マネージャーのラルフ・ホルミグ氏

「お客様はアウディ チャージング ハブでの充電を日常生活に組み込んでいます。2021年12月に初めてアウディ チャージング ハブを設置したとき、これほどの成功を収めると予測した人はほとんどいませんでした。2023年初頭までに、すでに1万人がアウディ チャージング ハブを訪れました」 「チューリッヒでも、同様に高い需要が見られます。これらの数字は、自宅での充電ではなく、都市部で充電するというアウディのコンセプトが正しいものであることを裏付けており、ここザルツブルクでも、成功を収めることができると確信しています」と語っている。

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