ダイハツは2021年6月24日、軽自動車12車種、OEMモデル9車種の燃料タンク内の燃料ポンプに不具合があるとしてリコールを届け出ました。
この不具合は584件の市場からの報告によるものです。またこの燃料ポンプの不具合は、他の国産車、海外生産車にも発生しており、燃料ポンプを生産した大手サプライヤーはグローバル規模で自動車メーカーのリコールの原因となっており、その影響は深刻な事態となっています。
不具合の内容は、他の車両と同様に燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)が、生産時の成形条件が不適切であったため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがあるというものです。
そのため、インペラがポンプケースと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合は走行中エンストする恐れがあります。
対策は該当車両の燃料ポンプを対策品と交換することになります。
該当車両は、2017年7月~2019年5月の間に生産された、ダイハツのミラ、ミラ・ココア、ムーヴ、キャスト、ミラ・イース、ミラ・トコット、コペン、タント、ウエイク、ハイゼット・キャディ、ハイゼット・トラック、ムーヴ・キャンバスの12車種です。またトヨタへのOEMモデルのピクシス・ジョイ、ピクシス・エポック、ピクシス・メガ、ピクシス・トラック、スバルへのOMEモデルのプレオ、ステラ、プレオ・プラス、シフォン、サンバー・トラックも該当し、トータル21車種で、合計95万6221台です。