「セレンス」クルマとおしゃべりは当たり前 利便性を高めるトレンドは加速していく

自動車業界向けにAI・音声制御のクラウド技術を提供するセレンスは2022年1月にラスベガスで開催されたConsumer Electronics Show(CES)に最新の音声技術によるAIアシスタント「Co-Pilot(コ・パイロット)」を出展し、CES 2022イノベーションアワードを受賞している。

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AIを利用した直感的なコンパニオン型音声アシスタント「Co-Pilot」は、ドライバーが何を必要とし、何を求めているのかを予測し、さらに、適切なタイミングで情報をドライバーに提供する。あたかも飛行機の副操縦士のような信頼できるインテリジェント機能だ。音声、視線、ジェスチャー、タッチ、車両センサーからのデータを分析すると同時に、クラウドサービスとも連携しながらドライバーから指示される前にアクションを実行することで、ドライバーに安全性、利便性、情報などを提供することができる。

例えば、以下のような機能が提供できる。
EVで走行中の場合、バッテリーの残量状況を音声で通知し、充電タイプに合致する近隣の充電ステーションへ案内する。またドライブの目的地の現在の天候の通知や、悪天候の場合はスピードダウンを推奨するなど、適切な運転モードの情報をリアルタイムに情報提供する。ドライバーのスケジュールを把握。ドライバーが急いでいる場合は、目的地に最も近い駐車場へ案内し、本人に代わり、予め支払いも完了させる・・・これらの機能はごく代表的なものだ。

またすでに多くの自動車メーカーで採用しつつある「セレンス アシスタント」の機能は、車載音声アシスタントで、クルマのセンサーやコントロールなどのオンボード情報をサードパーティのクラウド・アプリケーションと組み合わせて、自然言語理解(NLU)を備え、ドライバーの質問に素早く回答したり、車内の温度設定、窓の開け閉め、運転中のテキストメッセージの送受信、再生楽曲の指示、計算や地理クイズに回答することができる。

この他に、GPSの情報と音声合成の組みあわせでバーチャル・ツアーガイドとして機能する「セレンス ツアーガイド」も開発されている。クルマをスマートフォンアプリのナビゲーションと連動する機能のひとつで、ツアーコースの選択でドライブ中、有名な観光スポットや歴史的建造物の概要を音声でガイド、ツアーコース内でのレストラン、アミューズメント、宿泊などの予約機能も連携できる。

こうした革新的な機能は、急速にクルマやバイクに採用されつつある。2輪車向けアプリケーション開発で日本の車載機器向けにハイクオリティなソフトウェアを供給するミックウェアと協業、提供が開始されている。セレンスの2輪車向けプラットフォーム「セレンス Ride」を活用することで、2輪車ライダーはデジタルスピードメーターまたはスマートフォンに接続されたヘルメットのインカムを介して音声コマンドを使用できるようになるのだ。

北米トヨタは、検索エンジンレベルのインテリジェンスをもたらす「セレンス ブラウズ」を自動車メーカーとして初採用した。セレンスのAIを活用したクラウドベースの「セレンス ブラウズ」はトヨタとレクサスの次世代マルチメディアシステムにインターネット検索エンジン、インテリジェンス機能が搭載される。

パイオニアは、セレンスの自然対話型音声認識エンジンを採用し、新しいコネクテッドハードウェア/ソフトウェア統合デバイス「NP1」に採用し、発売している。

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このように、クルマと自然な会話でクルマの設定、情報の取得、ナビゲーションなどの利便性をより高めるトレンドは、今後ますます加速すると考えられている。

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