ブリヂストンは2024年1月23日、新製品「レグノGR-X Ⅲ」の発表会を開催した。このニュータイヤについては2023年12月に情報公開され、東京オートサロンでお披露目されている。そして今回、2月の発売を前にして正式な発表会が開催された。
発表会にはブリヂストンの草野亜希夫氏(製品・生産技術開発・常務)、久米伸吾氏(ブリヂストン・ソリューションジャパン社長)、橋本賢人氏(PSタイヤ製品企画第1部・部長)、上田達也氏(ブリヂストン・ソリューションジャパン・マーケティング担当専務)が登壇し、「レグノGR-X Ⅲ」について説明した。
また、橋本賢人氏と、オンライン参加したスーパーGTに出場し、今回の開発ドライバーを務めた立川祐路選手がトークを行なった。
「レグノGR-X Ⅲ」は、レグノ・ブランドとしては初のENLITEN(ブリヂストンの最新のタイヤ設計基盤技術)が適用され、静粛性や快適な乗り心地というブランドのキャラクターを維持し、さらにレベルアップさせながら、従来のラグジュアリーカーのターゲットに加え、ハンドリングや運動性能の向上、ウエット性能の向上なども大幅にレベルアップさせ、ヨーロッパ車、これから拡大するEVなどにもより適合するようにしている。
タイヤ本体としては、よりシンプルな構造を前提に、軽量化、新構造・新形状、最新のトレッドゴム、静粛性とハンドリング、ウエット性能を両立させる新パターンを採用。静粛性能は荒いアスファルト路で従来品より12%、フラットなアスファルト路では従来品より8%騒音を低減させたという。
またレーンチェンジ性能を向上させ、ウェット路のブレーキでは従来品より制動距離を13%低減。全サイズがウェット性能ラベリングで「a」を獲得している。