NTT インディカー・シリーズ の冠スポンサー継続へ

日本電信電話(NTT)とNTTデータは2023年3月28日、アメリカにおけるインディカー・シリーズの冠スポンサーとしてインディカーと複数年のパートナーシップの延長に合意したと発表した。NTTグループは、2019年からNTTインディカー・シリーズ の冠スポンサーを務めており、今回の契約により2024年以降も同シリーズの冠スポンサーを務め、引き続き公式テクノロジーパートナーとしての役割も果たすことになる。

NTTは、インディカーの組織のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援し、スポーツの未来に向けた加速に取り組んでいる。特にNTTのスマートソリューションによる独自技術により、膨大なデータの収集・分析・変換により、運営の効率化、レースの見える化を促進している。

その例は次のようなものがある。
■ インディアナポリス・モーター・スピードウェイ(IMS)のスマート化:映像データとリアルタイムの入場ゲートの通行量データを組み合わせ、AIを活用して分析することで、IMSのオペレーションチームとセキュリティチームは、会場の現況や今後起こり得る状況についての洞察を得ることができる。

この技術により、来場者の人流、混雑状況やセキュリティなど、より広範な会場の様子をリアルタイムで見える化することが可能だ。また、デジタルチケットや駐車場の支払いのためにモバイルPOSを配備し、イベント会場をより安全かつ効率的に管理できる。さらに、来場者はIMSモバイルアプリとウェブサイトにより入場ゲートの待ち時間をリアルタイムで確認することができる。

■ INDYCARモバイルアプリの機能強化:2019年からNTTデータが提供しているINDYCARモバイルアプリ(Apple,Android用無料アプリ)は、機能やユーザビリティを飛躍的に向上し、現在では200以上の国と地域で利用され、ダウンロード数はこの3年で約50%増加した。今期のNTTインディカー・シリーズ開幕に合わせた新バージョンでは、デザイン刷新、ナビゲーション向上、レース前・中・後の体験強化。また、ドライバーの位置や運転状況、タイム計測やスコアリング、複数の車載カメラからの映像、ドライバーとチーム間の無線通信など、ファンのための機能を搭載している。

■ INDYCAR DATA Experience:INDYCARモバイルアプリ やNBCのテレビ中継など、複数のチャンネルを通じて、より多くのレースデータやドライバーデータをファンに提供する。各レースカーやレース会場の140のデータポイントを利用して、NTTはリアルタイムでのデータ分析に基づくレース情報を提供し、レースがどのように展開されているかをより把握できるようにしている。AIと予測分析により、ドライバー同士のポジション争いの行方、ピットストップのレースへの影響予測、燃料残量やタイヤ摩耗の影響分析、順位予測、気象の影響など、レースの重要な局面にリアルタイムでアクセスできるファン体験を実現している。

インディカー・シリーズのオーナーでペンスキー・コーポレーションのロジャー・ペンスキー創業者兼会長のコメント
「NTTは我々の事業を通じた優れたパートナーであり、高度な専門知識を持ち、私たちのスポーツに対し多大な貢献をしています。レース会場のスマート化技術からモバイルアプリまで、NTTは新しく革新的な方法でファン体験を変革しています。共に明るい未来を実現することを楽しみにしています」

NTTデータの西畑一宏代表取締役副社長執行役員のコメント
「インディカーは、イノベーションを推進し、持続可能性を高め、素晴らしい体験を提供するという共通の責務を共に分かち合う、NTTデータにとって素晴らしいパートナーです。また、15カ国からドライバーが参加し、ショートオーバルやスーパースピードウェイからロードやストリートコースまで、様々なレースが展開されているなどインディカーの多様性には目を見張るものがあり、素晴らしいスポーツであると同時に、我々の素晴らしいお手本でもあります」

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COTY
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