ダイハツは2020年10月15日、2017年〜18年に生産に生産されたムーヴ、キャスト、ミライース、タント、ウエイク、ムーブ・キャンバス、ハイゼット・キャリー、ブーン、トール、OEMモデルのピクシス・ジョイ、ピクシス・メガ、パッソ、ルーミー/タンク、ステラ、プレオプラス、シフォン、ジャスティの合計19車種のリヤ ドラムブレーキに不具合があるとしてリコールを届け出ました。
この不具合は市場からの636件の報告によるものです。不具合の内容は、リヤのドラムブレーキシューとドラムの隙間を自動で調整する機構(ストラットセット)が、部品組立時のグリス塗布設備の管理が不適切であったため、アジャスターボルトのネジ面のグリス塗布量が不足しているものがあるというものです。
そのため、グリス不足のままの状態で使用を続けるとネジ面が錆びて固着し、自動調整機構が作動しなくなる恐れがあります。
対策は、該当車両のリヤ ドラムブレーキを分解してアジャスターボルトを点検し、固着しているものはストラットセットを良品に交換し、固着していないものはネジ面を清掃し、グリスを塗布することになります。
該当車両は2017年10月〜2018年5月の間に生産された19車種で合計35万3578台が対象です。