トヨタは2021年8月24日、「スープラ」のエンジン制御ECUに不具合があるとしてリコールを届け出ました。
この不具合は海外市場からの報告によるもので、エンジン制御用コンピューターの制御プログラムが不適切なため、始動直後にエンジンを停止するなどの操作により、エンジンに逆回転方向の力が加わり、バキュームポンプ内の潤滑油が逆流してブレーキ・ブースターの構成部品が損傷することがある、というものです。
そのため、ブレーキ・ブースターの倍力作用が損なわれて制動停止距離が伸びる恐れががあります。
対策は該当車両のエンジン制御ECUのプログラムを対策仕様に書き換えることになります。
該当車両は2019年5月~2021年7月の間にBMWで製造されたスープラで、合計2741台です。